長嶋一茂&石原良純、二世の“天然系ボンボン”タレントが重宝されるワケ

編集部

 長嶋一茂と石原良純。今、 情報番組のコメンテーターからバラエティーまで、2人の顔を見ない日はない。それぞれ“ミスタープロ野球”長嶋茂雄と、元東京都知事の石原慎太郎という大物の血を引く、いわゆる「ボンボン」。時に、恵まれたお坊ちゃん生活を話のネタにすることもあるのだが、どこか憎めないところもり、視聴者からの支持を広く集めている。

「一茂さんと良純さんのファンは、比較的年齢層が高い印象です。それこそ、ミスターや慎太郎さん、叔父の石原裕次郎さんの活躍を知っている世代が、“やんちゃ坊主”を見るような気持ちで応援しています。怖いものなしで好き勝手に物申す姿が、むしろかわいらしく映ってウケているんでしょう」(ディレクター)

 突拍子もない発言が多い“天然系”の2人だが、テレビスタッフたちは困らないのだろうか。

「“育ちがいい”というか、“金持ちケンカせず”というか、他人を悪くこき下ろすような発言はしないという安心感があるんですよ。毒舌がウケる人は、たまにアクセルを踏みすぎてしまうことがあってハラハラしますが、この2人の場合には、ちょっと天然も入っているから、“炎上”には繋がらないだろうと、安心して起用できるんです」(前出・ディレクター)

 ともあれ、起用するテレビ局側には彼らの実力とは別の思惑もあるようだ。

「やはり、ミスターと石原元都知事の身に何かあった際に、積極的にコメントをもらいたい。そのためにパイプを強くしておこうという打算もあるでしょうね」(テレビ関係者)

 一茂 114回と良純 138回。これは彼らの今年の上半期のテレビ出演回数。この勢いはしばらく収まりそうもない。

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