『24時間テレビ』18年ぶり復活のポケビ、感動を呼んだ100万人署名とは?

編集部

 2018年の『24時間テレビ』(日本テレビ系)において“ポケビ”ことポケットビスケッツが18年ぶりに復活し話題となっている。

 ポケビは『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』(同)内で誕生した企画ユニットである。ウッチャンナンチャンの内村光良(TERU)、千秋(CHIAKI)、キャイ~ンのウド鈴木(UDO)からなる3人組である。1996年にシングル曲「Rapturous Blue」でデビューし、2作目の「YELLOW YELLOW HAPPY」は約150万枚を売り上げる大ヒット作となった。

「ポケビはバラエティ番組から誕生した企画モノユニットではありますが、もともと歌手志望であった千秋の圧倒的な歌唱力、表現力がヒットにつながったといえるでしょう。『ウリナリ』は、社交ダンスや、ドーバー海峡横断といったガチンコの企画にチャレンジしてゆきましたが、それはバラエティ番組が単なる悪ふざけから、真剣な挑戦が笑いと感動を呼ぶといった内容へ変化した時代を象徴していますね」(放送作家)

 実際、ポケビには解散をかけた様々な試練が課された。南原清隆率いるブラックビスケッツ(通称ブラビ)との対決というバラエティ要素は残されたものの、すべてガチンコである。もっとも感動を呼んだのは100万人署名であろう。

「1998年4月に、新曲『My Diamond』の発売をかけて、100万人の署名を集める企画が行われました。全国の小中学校を中心に署名活動を行い、約180万筆の署名が集まり話題となりました。結果発表は6月に行われましたから、わずか2ヶ月ほどで、これだけの署名を集めたのです。一種の社会現象だともいえるでしょう。1998年度末の『第49回NHK紅白歌合戦』には『ポケットビスケッツ&ブラックビスケッツスペシャルバンド』として紅白出場も果たしています」(同)

 今回の復活でポケビとともにあった90年代に思いを馳せた視聴者も多そうだ。
(文=相川ナロウ)

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