北川昌弘の「美女&美少女的ドラマ独偏批評」その19

ドラマの“質”は脚本家で決まるのか、あるいは演出家、プロデューサーで決まるのか? 確かにそれもあるだろう。だが、作品に彩りを添えるのは女性キャストだ! 稀代の美女&美少女ウォッチャー・北川昌弘が送る、女性キャストから見るドラマ評――。

 太郎先生(オダギリジョー)が交通事故☆

 顧問不在でチアダンス部が廃部の危機!! 基本的には想定の範囲内の展開ではあったが……。

 まず、交通事故に遭った太郎先生の症状。意識不明ではなく、面会も可能だった。チアダンス部の10人が揃って面会出来た段階で、意識不明の面会謝絶ではないわけで。

 ただ、実は、無理に元気に見せていたようで、症状はかなり重く、当面は入院&長期のリハビリが必要な模様。

 一方、わかば(土屋太鳳)の姉のあおい(新木優子)がコーチになっての指導も始まる。家での、あおいとわかばの会話で、あおいが一週間で戻るということは、週に一度の指導? コーチ料に加えて、福井⇔東京の交通費だってバカにならないのでは? その費用が話題にならないのも不思議。

 あおいはわかばに「本気でJETSと勝負するんなら、今の10人では物足りんわ。チアダンス部門の上位校はだいたい20人前後のチーム編成なんやって」

 そのことをわかばが学校で、汐里(石井杏奈)、麻子(佐久間由衣)、有紀(八木莉可子)と話しているのを聞いているチアリーダー部の稲森望(堀田真由)。で、校長(阿川佐和子)と教頭(木下ほうか)も顧問不在を心配してくれるが、とりあえずは自分たちでやるということになった。

 チアリーダー部1年の武藤夕実(佐生雪)と大竹真子(守屋ことり)もチアダンス部を覗きにくる。その二人に声をかける、チアリーダー部2年の稲森望と芦田さくら(福地桃子)。そんな中で、練習中に橘穂香(箭内夢菜)が足をケガして……そのことが大事に。

 穂香の父親で橘建設の社長(宍戸開)が、他のチアダンス部の父兄を連れて学校に乗り込んでくる。監督する顧問が不在ならチアダンス部は廃部という話に発展。

 校長は一週間の猶予をもらい、この問題の判断を、廃部もやむなし的立場の教頭に委ねる。その情報はすぐにチアリーダー部にも届く。

 家で、麻子と教頭。

麻子「おとうさんがどんな結論出しても責めたりせん。おとうさんにはおとうさんの立場があることわかってるし。どうなっても、私、チアダンス部に入ってよかったって思っている」

 病院に行った、わかばと琴(志田彩良)は、太郎先生がかなり重症なことを目撃して衝撃を受ける。その二人を見ていた今日子さん(松本若菜)からわかばに、太郎先生のRocetsへの想いが詰まったチアダンスに関するノートと、チアダン図解が届けられる。教頭先生が太郎先生の病室に面会に。太郎先生のRocketsへの想いを聴く。

 病院の外ではRocketsの10人がユニフォームでチアダンスを披露。ベッドで寝ている太郎先生は直接見れないが、今日子さんが見ていて、想いは伝わる。

 そして1週間が経過。チアリーダー部の10人がチアダンス部にやってきて、

望「私達をチアダンス部に入部させてください」
チアリーダー部一同「お願いします」
わかば「私は、みんなといっしょに踊りたい、踊ってみたい」
わかば「みんな、いいの」
わかば「よーし、決定」
汐里「ほんとに20人になっちゃったよ」

 そして20人で父母会に乗り込むも、衝撃の事実が判明。なんとチアリーダー部は部室などをもっていて、文化祭ではメインの出し物をずっとやってきているにもかかわらず、顧問がいなかった模様。

 確かに顧問らしき人はでてこなかったが、顧問がいなくても部活やれてるじゃないか……。

 しかし、部員が20人になっても顧問がいない問題は解決せず。最終判断を委ねられている教頭先生は、「私がやります、顧問代理。私、桜沢伸介が、チアダンス部の顧問代理です。私の管理の下、チアダンス部Rocketsは、打倒JETS。そして、全米制覇を目指します」と宣言。

 それでも「学校は遊び場じゃない」と橘社長は粘るが最後は、穂香が

「パパ。もうやめて。ありがとう、私のために。でも、私、みんなとチアダンスがやりたいんや。◯◯、お願い」と父親に頭を下げて一件落着。
(すいません、◯◯部分は聞き取れませんでした)

 最後は20人で太郎先生に報告に。病院の外から

琴「先生~」
あおい「先生~」
汐里「Rocketsはちょっとピンチだったけど」
穂香「もう心配いらんでの~」
麻子「しかも~」
全員「部員が増えたでの~」
わかば「20人で全米目指すで、早う、帰ってこい、太郎、せんせ~」
病室にいる太郎先生「病院に迷惑やろ」
全員「We are Rockets. Woo~」

 とってつけたようなというか、ドラマの展開上の都合というか、交通事故による顧問不在で廃部の危機だったが……。

 チアダンス部とチアリーダー部の合体は想定内だったが、まさか、チアリーダー部にも顧問がいなかったとは。だったら、やっぱり顧問いなくてもいいんじゃんの声もでそうだが。

 穂香の父親がなかなかの強力キャラだったのも展開の都合。一週間の間に穂香が廃部させないように父親を説得するのが一番わかりやすい気もしたが……。

 結果的に麻子の父親の教頭先生がいいい形でフューチャーできてよかったということで。

 コーチのわかばの東京⇔福井の交通費がとにかく心配だ。出来たばっかりで実績もない部活にそんなに予算があるとも思えない。ユニフォームの時もその費用がどこから出たのか、気になったが……。

 次号予告などを見ると、次回は委員長(麻子)が男子に告られ……恋の予感?

 そういえば、わかば、汐里、春馬の三角関係は? 修羅場になるんじゃなかったのか? 今回の秋から、次回は春になるようだが、太郎先生は帰ってきていないようだ。春の大会が迫る。優勝するために、「私、大会には出ん」と言っているのは妙子? でもわかばは20人で踊りたい?

□福井西高校チアダンス部Rockets
土屋太鳳:藤谷わかば役 福井西高校2年B組
◯土屋太鳳(1995年2月3日生 ソニー・ミュージックアーティスツ所属)

石井杏奈:桐生汐里役 福井西高校2年C組(東京からの転校生)
◯石井杏奈(1998年7月11日生 LDH所属 E-girlsパフォーマー)

朝比奈彩:栗原渚役 福井西高校2年A組 陸上部兼任
◯朝比奈彩(1993年10月6日生 生島企画室所属)

大友花恋:榎木妙子役 福井西高校2年A組 中華料理店“エノキ食堂”の娘
いまのところメガネ着用
◯大友花恋(1999年10月9日生 研音所属)

箭内夢菜:橘穂香役 福井西高校2年D組 橘建設の社長令嬢でバレエ経験者
◯箭内夢菜(2000年6月21日生 アービング所属)

志田彩良:蓮実琴役 福井西高校2年C組 日舞の家元の娘
◯志田彩良(1999年7月28日生 テンカラット所属)

山本舞香:柴田茉希役 福井西高校2年D組 不登校状態だったが
◯山本舞香(1997年10月13日生 インセント所属)

佐久間由衣:桜沢麻子役 福井西高校2年B組 学級委員で教頭(木下ほうか)の娘
◯佐久間由衣(1995年3月10日生 プラチナムプロダクション所属)

□福井西高校チアダンス部1年
伊原六花:麻生芙美役 チアダンス部に入ることに
◯伊原六花(1999年6月2日生 フォスター所属 元登美丘高等学校ダンス部)

足立佳奈:梶山カンナ役 麻生芙美とともにチアダンス部に入ることに。
◯足立佳奈(1999年10月14日生 ソニー・ミュージックアーティスツ所属 シンガーソングライター 『高校講座 国語表現』MC)

□今回、チアリーダー部からチアダンス部に加入したメンバー
□福井西高校2年
堀田真由:稲森望役 元チアリーダー部部長
◯堀田真由(1998年4月2日生 アミューズ所属)

福地桃子:芦田さくら役 元チアリーダー部のナンバー2的存在。
◯福地桃子(1997年10月26日生 レプロエンタテインメント所属 哀川翔の娘)

溝口恵:菅沼香役 2年B組 茶髪のお団子頭
◯溝口恵(1994年7月8日生 イトーカンパニー所属)

坂ノ上茜:樫村恵里 2年B組 ポニーテール。
◯坂ノ上茜(1995年12月5日生 アミューズ所属)

石崎なつみ:三枝美菜役 2年B組 短髪
◯石崎なつみ(1993年7月11日生 テアトル・ド・ポッシュ所属)

□福井西高校1年
佐生雪:武藤夕実役
◯佐生雪(1997年4月12日生 ソニー・ミュージックアーティスツ所属)

守屋ことり:大竹真子役
◯守屋ことり(1998年12月09日生 マツ・カンパニー所属)

役名不明
◯伊藤有沙(1996年2月10日生)

成瀬亜未:成田愛海役役
◯成瀬亜未(1999年4月17日生 元福井商業高校JETSメンバー)

宮口依里栞:三谷絵里加役
◯宮口依里栞(1996年8月24日生)

八木莉可子:柳沢有紀役 福井西高校2年B組 わかばの隣の席の親友でイラストが得意。
事実上、音響及び衣装担当のチアダンス部サポートメンバー。
◯八木莉可子(2001年7月7日生 エイジアクロス所属)

新木優子:藤谷あおば役 わかばの姉。元JETSのセンター。
あえてチアダンスの指導者を目指して、東京へ行ったが、Rocketsのコーチに就任。
◯新木優子(1993年12月15日生 スターダストプロモーション所属)

松本若菜:漆戸今日子役 漆戸太郎(オダギリジョー)の妻 福井県立大学准教授
◯松本若菜(1984年2月21日生 トリプルエー所属)

北川昌弘(きたがわ・まさひろ)
1957年、北海道生まれ。成蹊大学卒業。美女&美少女ウォッチャー。執筆活動やメディアへ出演する一方、各地の芸能イベントでの取材活動を行い、アイドルランキング『T.P.ランキング』の資料収集に従事。1991年〜1992年オーディション番組『ゴールド・ラッシュ!』(フジ)の審査員。1996年〜『ザテレビジョン』ドラマアカデミー賞審査員。

土屋太鳳、石井杏奈、清水尋也の三角関係は修羅場に……『チア☆ダン』最新話の見どころのページです。エンタMEGAは、連載コラムの最新ニュースをいち早くお届けします。芸能ニュースの真相に迫るならエンタMEGAへ!