熱戦続く夏の全国高校野球。15日の第1試合は下関国際(山口)対創志学園(岡山)で、下関国際が9回の逆転で5-4で勝利した。
9回に下関が逆転で勝利するという高校野球らしい展開。ただ、接戦の試合内容よりも注目されているのが、創志学園エースの西純矢投手だ。
この試合、初回に西投手は「必要以上にガッツポーズをしないように」と主審から注意を受けていたようだ。2回からリズムを崩し9回を3安打も9四死球。結果だけを見れば「自滅」の印象が強い。
試合を観戦していた高校野球ファンからは「まああれは、言われるかな」「メジャーリーグじゃないけど、メジャーではやってはいけない行為だしね」「相手を尊重していない」と、審判の指摘を支持する声が多数。本人には当然悪気はないのだろうが……。
「高校生ですし、思わずガッツポーズが出てしまうこともあるでしょう。かつては花巻東の菊池雄星(現西武)も注意を受けたことがありましたね。自分を鼓舞しているのでしょうが、外面としてはよくないですね。
これに関しては西投手よりも監督や指導者側への批判が多いですね。こうした注意をされる可能性があることは知っているでしょうから、しっかり指導すべきだったのは間違いないでしょう」(記者)
結果的にリズムを崩し、投球が乱れた部分もあったのかもしれない。まだ2年生、さらに飛躍した姿で来年も甲子園を目指してほしい。