フジテレビの宮内正喜社長が27日都内で定例会見を行い、この日公開初日を迎えた映画『劇場版コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~』について意見を述べた。
宮内社長は「出足は非常に好調と聞いております」と明かし、編成統括局長の石原隆取締役も「最終的には100億円も狙える、と配給の東宝から報告を受けている」と明かし、この夏最大のヒット作になる自信を深めているようだ。
山下智久、新垣結衣など豪華キャストに加え、過去3シーズン、10年間の“固定客”がいることを考えればヒットはある程度約束されたも同然か。
ただ、タイミングの悪さというべきか、大事な初週週末は映画どころではないかもしれない。
現在、台風12号が接近中。28日午後には東京地方に上陸するとみられている。ここ数週間の歴史的猛暑や災害に加え、今度は台風……今年の夏は日本人にとって試練となりそうだ。
それだけに「映画を見ている場合じゃない」となってもおかしくはないかもしれない。スタートダッシュは映画興収の重要局面。天下の『コード・ブルー』も難しいかもしれない。
映画は災害を救う内容ではあるが、それ以前にリアルな災害があっては……。