明石家さんま出演のテレ東『出川哲朗の充電』高視聴率獲得で大物タレントからの“逆オファー”殺到!?

編集部

 テレビ東京系のバラエティ番組『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』(土曜午後7時54分~)の14日放送回(2時間半スペシャル)に明石家さんまがゲスト出演した。さんまが登場した第2部(午後7時~8時54分)では13.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率をマーク。番組最高を更新すると共に、同時間帯の地上波全局で横並びトップに立ち、まさに記録ずくめの快挙となった。

 同番組は2014年8月に深夜帯でオンエアされ、単発番組ながら、16年7月にはゴールデン帯に初進出。数字がよかったことから、昨年4月にレギュラー番組に昇格した。出川にとっては、ゴールデン帯での初の冠番組となった。

 視聴率は同局のバラエティ番組としては好調だったが、これまでの最高は同11月18日(ゲストは石田純一、鈴木あきえ)の9.6%で1度も2ケタには届かなかったが、今回さんまの登場で一気に3.6ポイントも番組最高を更新した。

 同日同時間帯の他局の視聴率は、テレビ朝日系『マイナビオールスターゲーム2018第2戦』が9.8%、NHK総合『ブラタモリ』が9.6%、TBS系『音楽の日2018』のゴールデン帯(午後7時~9時54分)が11.6%で、『出川哲朗の充電』は並みいる人気番組を押しのけて、堂々のトップ。常時2ケタをマークしている『ブラタモリ』は、この番組の影響で、異例の1ケタ台転落となった。
今年放送されたテレ東のバラエティ番組では、1月2日の『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦6~今年も出た出た!正月3時間スペシャル~』の13.5%に次ぐ2位となる立派な数字を記録した。

 今回、これだけ高い視聴率を獲得できたのは、ふだんの番組人気に加え、実に34年間も同局に“逆出禁”となっていたさんまの出演だ。そもそも、さんまが自身の番組以外に、ゲストで登場すること自体が稀有。その上、テレ東の番組に34年ぶりに出演することで注目度が高まっていた。

 番組の中で、さんまはテレ東を“逆出禁”としていた理由について、出川から問われると、1981年から84年に司会を務めた『サタデーナイトショー』が、深夜番組ながら、同局の全番組で最高の視聴率を獲得。「10年20年続きますように、乾杯!」とやった1週間後に打ち切りが決まったという。そのワケは、当時のお偉いさんの夫人から「お色気番組はよくない」との指摘を受けたからだった。これで大きなショックを受けたさんまは、同局への出演を控えるようになったのだ。しかし、今回、信頼する後輩タレントの出川から熱烈オファーを受けて、“逆出禁”を解禁した。

「確かに、この番組に出たからといって、さんま側に大きなメリットはないように見えますが、そうでもありません。かわいがってる出川の頼みを聞いて、自ら“逆出禁”を解いたんですから、さんまは改めて『義理堅い男』として、さらに好感度を上げました。そして、番組最高視聴率を記録したことで、“高視聴率男”ぶりを示せたのですから、結果的には大きなメリットがあったのです」(テレビ誌関係者)

 同番組は出川とゲスト、ディレクターが電動バイクに乗って、充電しながら、目的地を目指してガチンコ旅をする内容で、旅の途中で出会う人々との触れ合いが“見どころ”となっている。

 番組内容の関係で、大物タレントが出る機会はほとんどなかったが、3月3日放送回では、大物俳優・唐沢寿明がよもやの出演を果たして、視聴者を驚かせ、“好感度”をアップさせ、その回の視聴率は8.9%と上々だった。

 今回さんまの出演で、番組のランクも上がり、「出演すれば、好感度が上がる」との定説ができつつあるだけに、今後はこの番組に、好感度を上げたい大物タレント側から、“逆オファー”が殺到する可能性もありそうだ。
(文=田中七男)

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