『M-1グランプリ』優勝コンビの実力派漫才師・ブラックマヨネーズ。東京、大阪を中心に10本近いレギュラー番組を抱える売れっ子芸人だ。
1998年に結成したブラマヨは、すでに活動20年目とベテランの域だ。お笑い関係者は「漫才師としての才能が高いのはもちろん、フリートークも抜群。それでいてイケメンではなく“ハゲ”(小杉)と“ブツブツ”(吉田)と男性として弱点があることもあり、特に同姓からのウケはいまだにいいので、番組キャスティングされやすい」と、ここまでの活躍ぶりを分析する。
だが、彼らが支持されるのは本業の腕だけではなかった。
「このご時世、一般社会人に近い感覚を持っていることも大きい」という。
「例えば吉田は出演番組の親睦会においてお店選びはもちろん、1人あたりの予算交渉までしてしまうほどキッチリした人です。それは接待を受ける立場になってもあまり変わっていないようで、同じような感じで仕切ってしまう。これに若手スタッフは大喜び。破天荒で常識がない芸人よりも『彼らのような常識を持った芸人と仕事をしたい』と話す業界関係者が多いのも納得できるわけです」(同)
こうした地道な努力は今後も、彼らの身を助けることは間違いなさそうだ。