芥川賞「盗作騒動」北条裕子さんの「モデル」過去? 本人よりも選んだ「権威」を守ろうとする動き

編集部
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 18日に選考会がある芥川賞の候補作「美しい顔」(群像6月号掲載)に主要な参考文献が明記されなかった問題は、いまだに大きな注目を集めている。

 北条裕子さんが著作した作品で、東日本大震災をルポルタージュした石井光太さんの「遺体」に類似した箇所が多いにもかかわらず、参考文献の明記がなかったという点が大きな批判を呼んだ。すでに講談社は次号の「群像」でおわびを掲載したものの、「遺体」発行元の新潮社は納得できていない様子。

「美人作家」から一転「盗用作家」扱いを受けている北条さん。「新人賞を受賞し、単行本を刊行できるようなことがあれば、その時にそれをすれば良いと思い込んでしまっていた」と講談社を通じて釈明してはいるが、一度点いた火種はなかなか消えてくれないものである。

 そんな北条さんだが「過去にモデルをやっていた?」という点でも注目を集めている。

 北条さんは青山学院大学を卒業後の経歴が知られておらず、今回の騒動においてその部分もクローズアップされている。過去の広告などで北条さんにそっくりな女性の写真もあり「モデル活動をしていた」と断言する声もある。実際に過去に関する具体的な中身はないため、同一人物と断言はできないが……。

 北条さんを守ろうというよりも、北条さんの作品を芥川賞候補に選んだ「権威」を守ろうとしているかのような今回の騒動。迫る選考会に向け、どのような動きがあるのか。

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