闘莉王が日本代表監督「日本人で」はクリンスマン反対発言か。元代表選手が語る「方向性を変えない」

編集部

 

 W杯2大会ぶりの決勝トーナメントに進出し、ベスト16でベルギーに惜しくも敗れたサッカー日本代表。

 最後まで諦めないその姿勢は世界的な感動を呼び、ベルギーとの死闘は「今大会ベストゲーム」ともいわれている。下馬評を大きく覆した日本に世界中が衝撃を受けたということだ。

 もちろん、結果としてはこれで3度目となる「ベスト16敗退」であり、多くの選手が悔しさを露わにした。本田圭佑選手などこの大会で「代表引退」と語る選手も多く「これが未来の日本サッカーにつながれば」と口にする場合もよく目にする。

 そしてそれは、3大会連続で「キャプテン」を務めたMF長谷部誠選手もそうだ。長らく日本代表を牽引してきたリーダーも、この大会で青のユニフォームを脱ぐことになる。当然メディアにも多く出演。8日夜の『S-PARK』(フジテレビ系)にも出演し「(ベルギー戦は)いい教訓というか、テキストになると思う」「この大会に意味があったかはサッカー界の未来が決めること」と、今後日本代表を背負う選手たちやサッカー界に期待を込めた。

 一方、この『S-PARK』のスタジオ出演した元日本代表選手が、今後の日本代表に関し「苦言」ともとれるような発言をしている。

 出演したのは宮本恒靖氏、鈴木隆行氏、闘莉王選手(京都サンガF.C.)の3人。番組の最後「今後の日本代表に必要なこと」を聞かれ、各々がフリップを出した。その中で闘莉王選手が出したのは「方向性を変えない」という主旨のものだった。

 闘莉王選手は「2010年に出場させてもらって結果を出した」が「その後日本サッカーを知らない人が監督になってしまった」と語る。これはつまり、2014年ブラジル大会までの4年間を指揮したA.ザッケローニ氏のことを指している違いなかった。その上で「日本人が監督をやるべき」とした。実際に岡田武史氏や今回の西野朗監督が結果を出しているだけに、こうした考えが出るのかもしれない。

 現在、日本代表の新監督には元ドイツ監督のクリンスマン氏や、元イタリア代表指揮官のドナドーニ氏の名前が上がっているが、闘莉王選手はこうした流れに対する「批判」をしたのだろうか。

 いずれにせよ、確実に「未来」につながった今回のW杯。日本代表の今後に、元代表選手たちも大きく注目しているということだ。

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