18日に選考会がある芥川賞。の候補作「美しい顔」(群像6月号掲載)に主要な参考文献が明記されなかった問題が大きく取り上げられている。
同作は北条裕子さんが著作した作品だが、東日本大震災の現場をルポルタージュした石井光太さんの「遺体」に類似した箇所が同作にあるにもかかわらず参考文献の明記がなかったという点が物議を醸した。すでに講談社は次号の「群像」でおわびを掲載したが、「遺体」の発売元である新潮社は「参考文献として記載して解決する問題ではない」と納得していない様子だ。
著作権というのはかなりセンシティブで複雑な問題になりがちだが、いくつかの文面でかなり類似した部分があるのは確かな様子だ。今後どういった解決策がとられるのか注目だが……。
一部では、この北条さんが、2014年に「STAP細胞」を発表しその後大騒動となった小保方晴子さんに「顔が似ている」という意見も。北条さんもルックスが注目されている作家だが、騒がれ方は似たようなものか。
妙な形で有名になってしまった北条さん。今後の展開はどうなるのか。