貴闘力バラエティ番組“出まくり”のワケ「タブー少なく、協会の暗部に精通」

編集部
GHKクリエーションズ公式サイトより

 大相撲元関脇の貴闘力が“半端ない”ギャンブルトークでバラエティー番組を席巻している。先月21日放送の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)では「カジノで5,000万円くらい勝った」と、武勇伝を披露。司会のダウンタウンらを圧倒していた。

 そもそも、2010年に野球賭博に関与したとして日本相撲協会から解雇処分を受けた貴闘力。現役引退後は、大鵬部屋の部屋付き親方になるなど指導者としての道を順調に歩んでいただけに、世間のショックは大きかった。現在は飲食業を営みながら生計を立てている。

 そんな彼が一躍、注目の的となったのは、昨秋のいわゆる“貴ノ岩騒動”。相撲協会の暗部まで知っていて、なおかつ協会からも離れている。いわゆるタブーが少ない角界関係者として、情報番組でかなり重宝されたという。

 その後、“ギャンブル好き”であることを改めて公表。これが、ぶっ飛んだ内容だったため、今度はバラエティー番組からのオファーが殺到している。

 一時は“ダメな角界関係者”として知られたが、複数のバラエティー番組を手掛けるスタッフは「もともと、しゃべるのが好きだったのが大きい。それでいて、自身の経験談がそのままお金(ギャラ)を生み出すことに、ようやく気づいたようなんです。それでいて、タブーを全く恐れないので、収録現場でのウケもいい。ギャンブル依存症についても治療しているといいますしね」と、その活躍に太鼓判を押す。

 別の放送作家も「角界でダークな話題が続いた際、ある種の清涼剤のような存在だった。当時、横綱だった曙を倒すことに燃えたエピソードもわかりやすいですし、他の大相撲経験者とは別の角度から話ができるのは、貴重な存在ですよ」と明かした。

 貴闘力にとっては身を削った経験による“特需”が、まだまだ続きそうだ。

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