テレビの裏側をコッソリ暴露! 謎の業界人集団「チーム・スパイス」の業界裏日誌

  放送作家は、スケジュール変更が激しい。
  相手の都合に合わせることが多く、会議や打ち合わせの時間変更は日常茶飯事だ。

  にもかかわらず、Tがこの大事な番組の立ち上げとなるこの会議に参加することはかなわなかった。
  同じ時間帯に、大物芸人との打ち合わせがすでに入っていたからだ。
  前日の深夜の段階で、打ち合わせの時間を変えるには、相手が悪すぎた。
  お笑い界では大物中の大物。 忙しいスケジュールの中、所属事務所が調整してくれた時間なのだ。
  それを変更するのは、今後の自分の仕事に支障が出てしまう。

  Kはそういった状況も把握し、絶対にTが会議に出席できないことを承知で、ギリギリになるまで何も知らせなかったのだ。

  先輩に裏切られ、はめられたTは、いつもより早いピッチで酒をあおる。
  企画は放送作家の大切な我が子だ。
  それをいとも簡単にパクられ、手柄を横取りされたとあっては、当然ながら怒りは収まらない。

  そんなTに、プロデューサーSは冒頭のような言葉をかけた。
  じつは今回に限らず、Kの悪行については、Sも同業者から何度も聞いたことがあるらしい。

  SはTのグラスにビールを注ぎながら、「あんなバカはすぐに抜けるぞ」と励ました。

      本日の日直:現役放送作家(業界歴14年)

・「チーム・スパイス」とは…メディアで活躍している、ディレクター、放送作家、アシスタントプロデューサー、スタイリスト、ヘアメイクなど数名で構成されている、謎の酒好きテレビ業界人集団。西麻布、三軒茶屋界隈などで、夜な夜な業界話に花を咲かせている。

【連載87】姑息な方法で後輩の手柄をひとり占めする先輩放送作家! その悪質な手口とは?のページです。エンタMEGAは、エンタメカルチャー連載コラムの最新ニュースをいち早くお届けします。芸能ニュースの真相に迫るならエンタMEGAへ!