「AKB48」の渡辺麻友が卒業コンサート 「私が信じて歩んできた道は間違っていなかった」
編集部
卒業発表から4ヵ月が経ちこの日、地元の埼玉で卒業コンサートを迎えた。 何度もスタッフと打ち合わせを重ねて、自身で楽曲や構成を考えたという麻友が1曲目に選んだのは、「チームB」初のオリジナル公演「パジャマドライブ」のオープニングを飾り、「リクエストアワー」で1位を獲得するなど、「AKB48」を代表する楽曲に成長した『初日』だった。 純白のドレス姿で登場した麻友は、オーケストラの演奏が流れる中、1人で同曲を熱唱。
1曲目から早くも感極まり声を詰まらせる場面もあった。 その後も、自身がセンターを務めたシングル曲や公演曲、派生ユニット「渡り廊下走り隊」の楽曲など思い出深いセットリストが続いた。
初めて選抜メンバーに選ばれたシングル曲『BINGO!』では、向井地美音や樋渡結依、「NGT48」の荻野由佳らによる“埼玉選抜”が集結。
埼玉県民にはおなじみの銘菓「十万石まんじゅう」を振る舞うという埼玉出身の麻友らしい演出も展開された。 トークコーナーでは、38thシングル『希望的リフレイン』で一緒にセンターを務めることになった際に「私がいるから大丈夫」と励ましてもらったという「HKT48」の宮脇咲良、レッスン着にジュースをこぼしてしまっても「汗をかいてるから大丈夫」と気遣ってくれたという高橋朱里など、後輩たちが麻友の優しい先輩としての一面を明かした。 中盤では、「SKE48」の松井珠理奈、「NMB48」の山本彩との『パジャマドライブ』や、「HKT48」の指原莉乃との『アボガドじゃね~し』などのユニット曲をパフォーマンス。
最後には、同期で盟友の柏木由紀と色違いの同じ衣装に身を包み、寄り添いながら“まゆゆきりん”の楽曲『悲しい歌を聴きたくなった』を初披露した。
歌唱後には、リラックスした様子で2人らしい掛け合いを見せて会場を盛り上げた。 ヒットシングルを披露したパートでは、麻友がAKB48グループの未来を託した期待のメンバーという向井地、川本紗矢、小栗有以らが『君のことが好きだから』、『ヘビーローテーション』などを、「任せてください!」と言わんばかりのパフォーマンスで堂々と繰り広げた。 卒業後は女優としての道を進むという麻友は『シンクロときめき』など、これまで主演を務めたドラマの主題歌も当時を振り返りながら披露。
『守ってあげたくなる』の歌唱の際には、主題歌となった連続ドラマ「サヨナラ、えなりくん」の世界観がステージで再現され、麻友は主人公のさおりとして登場し、そのコメディエンヌぶりに、共演者や観客からも大きな笑いや拍手が起きた。