山川豊が故郷の三重・鳥羽市の神島でスペシャルイベント

編集部
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  演歌歌手・山川豊が9日、故郷である三重県・鳥羽市の神島で歌唱キャンペーンを行った。

  山川の離島での歌唱キャンペーンは、昨年の香川・豊島(てしま)に続いて2回目となる。
  神島は、三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台としても知られており、人口370人が暮らす風光明媚で穏やかな島。
  今回、最新シングル『黄昏』のカップリング曲『潮騒』の舞台となった縁で、神島での歌唱キャンペーンが実現した。

  約20年ぶりに神島に降り立った山川は住民たちの歓迎を受けて、喜びもあらわに笑顔で握手を交わした。

  イベントの会場となった神島開発総合センターの集会室には、神島住民の3分の1にあたる約150人もの観客が集まり、満員御礼の大盛況。

  山川の歌唱の前に挨拶に立った中村欣一郎鳥羽市長は、「じつは山川さんと同い年で、中学の頃に答志島(とうしじま)で行われた駅伝大会に、一緒に参加していたんです。同じ鳥羽出身として誇りに思います」と山川を激励した。

  「故郷なので、意気込むというよりはリラックスしてできそう」と話す山川は、まずは今年3月にリリースした『黄昏』を歌唱。

  続けて、「歌手人生36年目にして、僕にもやっと故郷の三重県を舞台にした歌ができました」と語ると、『潮騒』をフルコーラスで披露した。

  山川は「この曲を、神島のみなさんに聴いてい頂きたくて、今回ここに来たんです」と感慨深げな表情。

  さらに、「昨年も香川県の豊島で離島キャンペーンを行いましたが、普段あまり歌手の方も来られない場所なので、本当に喜んでくれました。マイク1本でいろんな所へ歌いに行ける、これが演歌の強みなんです。今後もこういうイベントをやっていきたい」と意気込んだ。

  その後は集まった観客のリクエストに応えて、代表曲である『アメリカ橋』とデビュー曲の『函館本線』を熱唱。
  自ら客席に降り、握手したり、手を振って写真撮影に応じるなどファンとのふれあいを楽しんだ。

  そして、地元や家族との思い出を描いたというCD未収録の楽曲『母は海』、さらに35周年記念アルバム収録曲でファンにも人気の『あの日の花火』を歌唱。
  山川の新たな人気シリーズとなっている「男の純愛シリーズ」より『螢子』、『再愛』を披露すると、最後に再度『潮騒』を歌い上げた。
  歌唱後には、神島の島民からのお礼の言葉と島の子供たちからの花束贈呈のサプライズも。

  故郷での歌唱キャンペーンを終えた山川は、「地元なので、素が出ちゃいました(笑)。でもみなさん喜んでくれて本当によかったです。(お客様から)『長生きできるわ!』と言われました。この機会に神島のPRにも貢献できれば」と意欲を見せた。

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