【連載80】謝罪会見は台本を棒読み!?　芸能人の胸の内が透けて見える嘘会見

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  それと、会見場でよく見かける光景が各マスコミによる場所取り争い。

  カメラマンは少しでも良いポジションを確保できるように、まさに体を張った戦いになる。
  カメラの前を遮ろうとする者がいようものなら、すごい怒号が飛び交うの。
  たまにケンカだってあるわよ。

  まあ、そういう多くのマスコミが集まる会見はまだマシで、まったく記者やカメラマンがいない会見というのもみじめなのよね。

  ある2世タレントが自身の体験をもとに、社会貢献活動をすることになって記者会見を開いたんだけど、これが悲惨だったのよ。

  都内の高級ホテルで行ったはいいけど、会場の席はスカスカ状態。
  質問もほとんどなくて、知り合いの芸能リポーターが率先して手を上げて、聞きまくっていたけど、あれなら電話で済む話でしょって感じよ。
  わざわざ値の張るホテルを使ってまでやることだったのかしら?
  見栄っ張りなのよね。
  来ている記者も別の取材の帰りなのか、ほんの少しメモを取る程度で足早に帰っていったわ。

  せっかく世の中のためになることをやろうとしているのに、理解されずにかわいそうだけど、後日その活動がおざなりになっているのを見ると、最初から胡散臭いと思われていたのかもね。 　

     本日の日直：アシスタント・プロデューサー(業界歴13年)

・「チーム・スパイス」とは…メディアで活躍している、ディレクター、放送作家、アシスタント・プロデューサー、スタイリスト、ヘアメイクなど数名で構成されている、謎の酒好きテレビ業界人集団。西麻布、三軒茶屋界隈などで、夜な夜な業界話に花を咲かせている。