加藤ミリヤ、東京国際フォーラムで全国ツアー完遂 清水翔太も登場

編集部
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  歌手・加藤ミリヤが2017年4月にリリースしたアルバム『Utopia』を携えてスタートさせた3ヵ月20公演にわたる全国ツアー「加藤ミリヤ “Utopia” tour 2017」のファイナル公演を18日、東京国際フォーラムで行った。

  今回のツアーは、「“歌声”をしっかり聞いてもらうために、ダンスミュージック的な要素を抑えた」というチャレンジングなコンセプトのアルバムを掲げたツアーとなっており、多くの新しい試みにあふれた内容になった。

  「同年代のファンの中には、小さな子供を持っている人も多いだろう」というミリヤのアイデアで、全公演に「ファミリー席」という出入りしやすい座席と、各会場ロビー部分に「キッズエリア」を設けたり、各会場一曲ずつ事前に告知してその会場限定で演奏する会場限定曲を用意したりと、ファンと共に楽しみ、ファンと共に創り上げるという意思をより強く打ち出すものとなった。

  ファイナル公演の国際フォーラムは、アルバム『Utopia』のタイトル曲でもある高揚感あふれる『Utopia』で幕開け。
  アルバムの収録楽曲のメドレーなどを中心に世界観を全面に打ち出すセットリストを披露し、2015年にスマッシュヒットした『リップスティック』をエモーショナルに歌い上げた。

  「人生を旅に例えて」創ったという、優しいメッセージにあふれたアルバムリード曲『旅人』から、今度は本人のデビューから10周年までのキラーチューンをメドレーで披露。
  アルバム自体はダンス要素を抑えた作品だが、ファンにとっても往年のアンセムたちをメドレーという形で畳み込み、エモーショナルな高ぶりから、一転して会場は熱気と歓声にあふれた。

  その後も、アルバム収録楽曲でディズニー映画のエンドソングとしても全国で鳴り響き話題となった『どこまでも ~How Far I’ll Go~(エンドソング)』や、過去のアンセム・ダンスチューンをしっかり混ぜ込みながら、緩急の付け方でオーディエンスを全く飽きさせない間に、本編ラストへ。

  MCでは、「このツアーを通じて、こうしてステージで歌を歌えることが、今まで当たり前だと思っていたことがどれほどスゴいことなのかを改めて実感した」、「死ぬまで歌い続けたい」と声を詰まらせて強い想いを吐露した。

  そして、このツアーでずっとオーディエンスに訴え続けた「愛しかない、愛のために生き、自分の人生を最高だと言えるように」というメッセージを、感極まり涙ながらに改めて伝え、シングル曲『最高のしあわせ』、アルバムラストの楽曲でもある『素晴らしき人生』を熱唱した。

  アンコールではミリヤともに盟友・清水翔太が登場。
  これまで“加藤ミリヤ×清水翔太”として数々の大ヒット曲を世に放ち、その活動を一旦終えた2人が再び同じ舞台に立ち、誰しもが認める代表曲『Love Forever』を披露した。

  清水をステージから送り出した後は、ポジティブなメッセージが詰まった『I AM』でさらに会場を盛り上げ、最後のMCでは、改めて「これからもずっと歌い続けて、みんなと共に生きていく」と、この先への決意をあらわにし、これまでツアーで回ってきた全ての会場と同じく、アルバム曲ながらライブの定番となっている『I miss you』で、大円団を迎えた。

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