多忙に加えて給料ダウン、接待疲れも…、カトパンが凋落フジを見限った理由
編集部
加藤アナといえば、その美貌で抜群のプロポーションで複数の民放各局の女子アナ試験に合格した“スーパー綾子”として、フジ入社前から注目を集めた。
その後は、“カトパン”の愛称で人気を集めて、看板アナとして同局の顔とも言える存在になっていたが、2012年から司会を務めてきた「めざましテレビ」を今年3月いっぱいで卒業。
4月末にフジを退社し、フリー転向を明らかにした。
フジ退社後は、篠原涼子や谷原章介らが所属する芸能事務所の「ジャパン・ミュージックエンターテインメント」に所属する。 「メールの内容までは分かりませんでしたが、かなりの長文でした。昨年、フジが赤字に転落してから、亀山さんは社長室にこもり切りで、あまり現場に顔を見せない。重責を担う社員には、メールで指示を出すのが通例になっていて、加藤アナにも『今年も頑張ろう!』といった主旨のメールを送ったようです」(同関係者) 昨年7月、一部スポーツ紙が加藤アナの「退社」を報じた際、火消しに動いたのも亀山社長だった。
定例となっている社長会見では、加藤アナと“メル友”であることを明かしたうえで、2人の関係の強さをアピールした。 「明石家さんまさんなど、大御所芸人にも気に入られる“オヤジキラー”だけあって、確かに加藤アナは上層部のウケもよく、日枝久会長や亀山社長にはとくに気に入られていましたね。局が、大手スポンサーなどの接待の場に自社の女子アナを呼ぶのはよくあることですが、加藤アナはやたらと駆り出されていましたね。一時期、ウチがポスト“韓流”として力を入れていたエジプト関連のイベントでも多忙の中、司会を担当させられていましたからね」(前出の関係者) 亀山社長も加藤アナにはかなりの信頼を寄せていたようだが、当の本人は昨年末の時点ですでに退社の決意を固めていたようだ。
フジの関連会社の社員はこう明かす。 「最近はウチの局に対する風当たりも強く、じつは昨冬には全社員のボーナスが大減俸となり、社員の間でも『そろそろやばいかも…』という声があちこちから聞こえてきていました。加藤アナの年収は1200万円前後と言われていますが、よく相談に乗ってもらっているというOBの高島彩に今の年収を伝えたところ、『あり得ない!』という返事がかえってきたそうです。昔のアナウンサーは手当の面でも優遇されていて、内田恭子クラスになれば年収2000万円は軽く超えていましたから。11月後半から年末年始にかけて、特番などでテレビに出ずっぱりだった加藤アナですが、タレントのギャラに換算すれば軽く年収ぶんは稼いでいたはずですよ」 多忙に加えて給料も上がらず、会社に対する世間の風当たりも強くなっているとなれば、古巣を見限るのは当然のなりゆきかもしれない。 「亀山社長はかなりショックを受けていますが、30歳の節目の年までウチに居続けて義理は果たしたという見方もありますし、これまでの貢献度も加味して、しごく円満な形での退社というのは、今後もウチの局の番組にも出続けるということでも分かるでしょう。移籍先の所属事務所は、芸能界に大きな影響力を持つ大手芸能プロダクションの会長とのパイプも強く、フリーとして活躍するうえでは心強いんじゃないですかね。加藤アナは、田中みな実アナなんかと比べると、意外と女性ウケも良いので、主婦層をターゲットにしたお昼の情報番組やCMなんかでも活躍できそうですしね。まあ本人は、今は仕事よりも恋愛や結婚の方を優先したいようですけど」(同社員) フリー転身後に苦戦が続く女子アナは多いが、“スーパー綾子”はやはり別格のようだ。