新山詩織が引き語りライブで岩井俊二氏とスペシャルコラボ

編集部
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  歌手・新山詩織が2日、東京・EX THEATER ROPPONGIでPREMIUM弾き語りライブ「しおりだけ〜ひとり唄〜」を行った。

  ファンからの要望も多い本人の弾き語りワンマンライブだが、ワンマンライブでのオール弾き語りは、今回が初。
  そして、東京公演のみというまさにプレミアムな一夜となったこのライブのコンセプトは「秋の夜」で、今までデビュー以来リリースしてきたシングル、アルバム収録曲の中から、コンセプトに合わせながら、弾き語りだからこそ伝わる、伝えたいという楽曲を本人がセレクトして構成された。

  ステージに登場したのはアコースティックギターを抱えてステージに登場した新山は、1stアルバムからの楽曲『たんぽぽ』でスタート。
  アコースティックギター1本だけだからこそ伝わる新山の切なくも力強い声が会場に一気に響きわたった。

  続く2曲目の『シャボン玉みたいに』が終わると、新山は「ようこそ、新山詩織PREMIUM弾き語りライブへ。今日はひとりだけのライブということでいつもと違う心地よさを感じています。みなさんも友達の部屋で聴いているような感じで聴いてください」と話した。

  そして、「つながりを大事にしたい」というメッセージに続き演奏されたのは、昨年リリースのアルバム収録曲でもある名曲』糸」のカバー。
  美しいメロディーと詞を繊細に紡いでいく新山のヴォーカルの存在感が、カバーだからこそより際立った。

  会場全体がじんわりと温かい空気感に包まれる中、披露されたのは昨年本人が出演し、福山雅治が作詞、作曲を担当したフジテレビ系月9ドラマ「ラヴソング」の劇中歌『恋の中』。 初めての経験となったドラマ出演を通して広がった表現力をいかんなく聴かせた。

  ライブも中盤になると、初めての挑戦として鍵盤での弾き語りも初披露。
  「緊張する」と言いながら、やわらかな鍵盤の音色とともに『Hello』を歌い上げた。

  曲が終わるとステージにスクリーンが登場し、「普段言えない言葉がある」という新山の語りから流れた映像は、事前にオフィシャルサイトで募集していたファンのみんなが普段なかなか伝えられない大切な人への手紙や言葉。
  そのメッセージを彼女の作詞作曲の楽曲『名前のない手紙』のBGMとともに映し出される。

  映像が終わると、黒色のシンプルなワンピースに身を包んだ新山が登場。
  演奏するのは先ほどメッセージとともに流れていた『名前のない手紙」』で、その思いは会場のファンの胸にストレートに伝わっていた。

  そこからカバーコーナーの『マゼンタ』(ハルカトミユキ)、『深夜高速』(フラワーカンパニーズ)の2曲を演奏。
  歌う前にはその曲たちとの出会いを語り、「胸がぐつぐつ煮え立つような気持ちになる。静かに爆発するような感じが好き」という言葉を残した。

  ライブ終盤はシングル曲を中心に『絶対』、『だからさ』、『ゆれるユレル』でライブ本編を締めくくった。

  アンコールの声を受け、スクリーンには9月6日にリリースされる新曲『さよなら私の恋心』のミュージックビデオが流れると、再び新山がステージに。

  新山が、「ここでシークレットゲストをご紹介します。今回のミュージックビデオの監督を務めて頂きました、岩井俊二監督です」の声とともに岩井氏が登場した。

  新山にとっては初めての体験となったというワンカット撮影によるミュージックビデオ撮影時のエピソード等を語った後、なんと岩井氏とともにセッションライブを実施。
  ヴォーカルとアコースティックギターで新山、岩井氏はアコースティックギターを演奏して、同曲を披露した。

  アンコールの最後には来年2月に開催される東京、大阪、名古屋のライブツアーも発表し、「また逢いましょう」という言葉とともに、ライブはフィナーレを迎えた。

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