秋元康氏が手掛ける新プロジェクト「劇団4ドル50セント」が始動

編集部
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  作詞家・秋元康氏がプロデュースする新劇団「劇団4ドル50セント」の旗揚げ記者発表会が23日、東京・草月ホールで行われた。

  会見には劇団のトータルプロデュース、総合演出を手掛ける秋元氏をはじめ、脚本を担当する「劇団鹿殺し」の丸尾丸一郎氏らクリエイター陣と劇団員31名が出席した。

  「劇団4ドル50セント」は、秋元氏と「エイベックス」グループの松浦勝人氏が初めてタッグを組んだプロジェクト。
  昨年9月に劇団を立ち上げること、および日本全国でオーディションを開催することが発表され、応募総数5000件の中から年末に最終審査を行ない、31名の劇団員が選出された。

  劇団名はジャニス・ジョプリンが「4ドル50セント」を握って亡くなっていたという実話をもとに秋元氏が命名した。

  また、発表会では劇団員のバックボーンや想いを感じさせるようなプロローグ映像を挟んで女性21名、男性10名の劇団員が初めての演技を披露。
  劇団員たちはジャニス・ジョプリンが死んだ際、手に掴んでいた「4ドル50セント」の物語で「ジャニスが掴みたかったものは釣り銭じゃない。夢だ!」と秋元氏の楽曲『少年よ空を見よ』で、今の自分たちの想いを重ねた。

  さらに、劇団員から選抜した女性8人による派生ユニットも制服姿で登場。
  同じく秋元氏による『愛があるから』で、みずみずしいパフォーマンスを披露した。

  秋元氏はずっと劇団をやりたかったことや「AKB48」も最初は劇団をイメージしていたことなどを語りつつ、「若き劇団員たちと日本を代表するクリエイティブスタッフで掴めるものを考えた時に、ジャニスの話を思い出して劇団名を付けた」と明かした。

  丸尾氏は、秋元氏から話があった時を振り返り、「本当にビックリしました。でも打ち合わせを重ねるうちに、秋元さんが“劇団少年”だったこと、本気な気持ちをお聞きして、秋元さんのそばでブレイクする瞬間を立ち会いたい。演技もダンスも歌もまだ未熟。しかし、今の彼らにしかないもの、彼らの表現欲求が伝わるものにしたい」と語った。

  今後、劇団員たちは11月3日から青山スパイラルホールでプレ公演を開催し、来年2月8日から新宿紀伊国屋ホールで旗揚げ公演を行なう予定。
  女性8人組の派生ユニットでも劇団のプロモーション活動を実施するほか、劇団員各自の個性に合わせて映画やドラマ、多岐にわたる活動を行なっていくという。

  劇団でセンターを務める高校3年生の國森桜は会見で見せたプロローグについて、「緊張はそんなにしなかったんですけど、ダンスの振りやセリフの言い方などの練習をたくさんしたので、それがたくさん出せたと思います」とコメント。

  劇団のリーダーを務める岡田帆乃佳は、「11月に向けてド素人なりの熱量で、人の心を動かせるようにがむしゃらに稽古して頑張ります。日本一熱い劇団になることです。まずは日本一。世界は…、シカゴ? シカゴですよね。シカゴに行きます!」と意気込んだ。

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