大塚愛の“香る”三大都市ツアーが地元・大阪で千秋楽
編集部
さらに、ステージ上にはいくつもの巨大な花“ビッグフラワー”を設置。 この“ビッグフラワー”は、クリエイティヴカンパニーNAKEDが制作したもので、大塚がアルバム収録曲『サクラハラハラ』をテーマソングとして提供した、NAKEDのアート展「FLOWERS by NAKED 2017-立春-」の展示品の一部にもなっていた。 コンサートはアルバム1曲目に収録されている『HONEY』から『サクラハラハラ』へと続き、観客を美しく魅惑的な世界に引き込んでいく。
キーボード&マニュピレーター、キーボード、ベース、ギターをバックに引き連れた今ツアーは、アルバム『LOVE HONEY』の打ち込み+生楽器のサウンド感をよく表している布陣だ。 大塚がアルバムの中で一番気に入っているという『QueeN』からは、DISCO風の照明でヨーロッパのナイトクラブへと様変わり。
大塚も観客も自由に体を揺らしながら会場を温めると『make up』、続く『ユメクイ』では大塚がエレキギターを披露して会場を沸かせた。 ピアノの弾き語りでは、『モノクロ』に加え、大塚が“今歌いたい楽曲”を各会場ごとに楽曲をセレクト。
千秋楽の大阪では、『ロケットスニーカー』を弾き語り「あたりまえに苦しんで、あたりまえに感動して、あたりまえに生きていきたい、君と」というメッセージを、歌とピアノというシンプルな世界観でしっとりと伝えていた。 弾き語り明けからは、大塚が「ライブでみんなと一緒に盛り上がることをイメージして作った」という『女子シェルター』をはじめ、『TOKYO散歩』、『HEY!BEAR』など、会場一体となっての大合唱となった。 本編最後のMCで大塚は「私は、これからも音楽・クリエイティブ通して、生きている葛藤や悲しみ、感動、喜びを伝えていきたいです。これが私のぶれない心です」と語り、ドラマ主題歌でも話題になった『私』を披露。 アンコールでは、『SMILY』、『フレンジャー』、『さくらんぼ』とおなじみの楽曲を披露し、会場の熱がピークとなったところで『日々、生きていれば』でステージの幕を閉じた。