近年続々と公開される“胸キュン”映画の原作売り上げと興行収入の関係

編集部
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  「君の名は。」や「シン・ゴジラ」のヒットをはじめ近年活況を呈している邦画だが、その大半は漫画や小説を原作とした実写映画だ。

  その中でも、このところ公開ラッシュなのが、人気少女コミックが原作のいわゆる“胸キュン”映画だ。

「“胸キュン”映画は中高生に人気を集めているが、なんといっても観客が主人公の気持ちに入り込める。さらに、主人公のお相手に昨今人気のイケメン俳優が起用されているのもウリの一つです。さらに、映画が話題になれば原作の売り上げもアップするという相乗効果も期待できるので、原作者や出版社も映画化に協力的というわけです」(大手出版社の編集者)

  今月下旬だけでも、24日には女子中高生に人気の永野芽郁が三浦翔平演じる教師と、「GENERATIONS」のメンバーの白濱亜嵐との三角関係に揺れる「ひるなかの流星」、「KAT-TUN」の亀梨和也演じる警官と土屋太鳳演じる女子高生が秘密の結婚生活を送る「PとJK」が相次いで公開される。

「原作の累計発行部数は『ひるなか』がおよそ200万部、『PとJK』がおよそ300万部を突破。古くから禁断の恋愛のテーマとなっている生徒と教師、そしてなかなか現実でもあり得ない警官と女子高生の恋ですからね。でキャストも申し分ないだけに、両作品ともそれなりにヒットしそうです」(大手映画会社の宣伝担当)  

  2014年7月に公開された川口春奈と福士蒼汰主演の「好きっていいなよ。」は、500万部突破の原作を映画化した。
  興行収入11億円をあげたが、「ハッキリ言って前評判は良くなかったが、夏休み時期に重なったこともあって動員をのばした」とは映画ライター。

  また、同年3月公開の「アオハライド」は600万部で興収は19億円。
  2015年3月公開の「ストロボ・エッジ」の興収は450億円で23.2億円となった。

「『アオハラ』は本田翼と東出昌大、『ストロボ』は有村架純と福士だったが、公開時の勢いで有村の作品の方が興収で上回った」(同映画ライター)

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