大黒摩季が復帰後初の全国ツアーを始動!

編集部
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  歌手・大黒摩季が25日、埼玉・羽生市産業文化ホールで全国47都道府県ツアー「Maki Ohguro 2017 Live-STEP!! ~Higher↗↗Higher↗↗中年よ熱くなれ!! Greatest Hits+~」の初日公演を行った。

  同ツアーは、病気療養から約6年ぶりに復帰した大黒がアーティスト活動再開にあたり、全国にあいさつに出向きたいという思いから実現されたもの。
  第1弾として、6月25日の新潟・南魚沼市民会館まで21公演が開催される。

  ライブは、『IT’S ALL RIGHT』からスタート。
  休業前最後のアルバムとなった『すっぴん』に収録されている同曲は、「すべてを肯定して前向きに行こうよ!」という大黒らしいポジティブ・ソングとなっており、この曲をオープニングに持ってくるところに、今回のツアーにかける大黒の意気込みが感じ取れる。

  ここから7曲目の『あなただけ見つめてる』までヒット曲を一気に披露。
  さらに『白いグラデーション』、『あぁ』を歌い上げると、復帰後の新曲となる『My Will 〜世界は変えられなくても〜』を熱唱した。

  歌唱後、大黒は一度ステージを後にすると、続く『Stay with me baby』では薄いブルーのドレスに身を包んで再び登場。
  アルバム収録曲の『LIFE ~episodeⅠ 誕生~』や復帰後最初の新曲として発表した『Higher↗↗Higher↗↗』からラストの『ROCKS』まで駆け抜けた。

  アンコールでは、デビューの頃からの友人でもある原田喧太、徳永暁人をステージに呼び込み、3人でセッション風に、デビュー曲『STOP MOTION』を披露。

  人気シングル曲の『ら・ら・ら』では、大黒が講師を務める東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校の生徒30人が登場し、客席も一体となっての大合唱となった。
  最後は、『START LINE』の熱唱で締めくくった。

  大黒は、「2010年に病気治療のためアーティスト活動を休業し、気づけば6年もお休みさせて頂きましたが、みなさまのお力添えにより昨年の夏、無事活動再開することができました。まずは、各所チャンスやご尽力を頂いたみなさま、何より休んでもなお応援し続けてくれたファンのみなさまへ、心より感謝申し上げます」。

  続けて、「そして今日、念願でもありました47都道府県ツアーをスタート!ということで、いくどかLIVEで大黒摩季として歌うことを諦めかけた日々を思うと、感無量です。このツアーは、活動再開できたことを全国のファンの方々へ自ら出向き、直接笑顔でご挨拶したいという思いからはじまり、休業中に一人の主婦として過ごす中で『家庭を持っていると、自分のタイミングで好きに外出したり、気軽には遠出できない』という現実があり、それならば日本全国津々浦々自分が出向いていくことで、そうした主婦、働くお母さんたち、中高年の方々にもお会いできるはずと思い実現しました」と明かした。

  さらに、「今回のツアータイトルとなっている、『25周年Anniversary Live Step~Higher↗︎↗︎Higher↗︎↗︎ 中年よ熱くなれ!Greatest Hits+~』に込めた思いとしましては、今の頑張れども成果や結果がカタチとして実感できない生き難い世の中で、心まで疲弊し疲れきってしまっている私たち大人、生半可に頂いたバブル時代を謳歌し熱く生きられた昭和世代がどうしても『今の若者は覇気がない! 夢を持たないから、つまらない』などとつい上からものを言ってしまいがちですが、裏を返せば『本当は彼らが背中を見ている私たち中高年が挑むことなく安定を望むあまり小さくなってしまったせいではないか!?』とふと思ったことがきっかけとなり、タイトル曲の『Higher↗↗Higher↗↗』を作る動機が生まれたところに遡ります」。

  そのうえで、「それは休業中、唯一、音楽専門学校の講師だけは続けていたのですが、生徒に先生として指示を出すだけでは直ぐには行動に移さないのに、自分が実際に大黒摩季らしく本気で歌ったり彼らの目線に立ちともに行動してみると、一瞬の感動や憧れの前では直ぐに行動し、しかも欲しがる思いのもとでは自らが学び伸びたがるので、もう先生などいらなくなるのだと実感したことでした。人が変わるスイッチは、『眩しいショックと、瑞々しい憧れ』なのだと。詰まるところ、覇気がなかったのは若者ではなく私たち大人で、憧れよりも同情の上で迷惑や心配をかけまいと小さく収まらざるをえなかったのだと気づいてしまった時、くっきりとこれから自分が歌うべきこと、作るべきものが見えたのだと思います」と語る。

  そして、「こうしてまずは大人が楽しみ、たとえ小さくなっても夢や目標に夢中となり、未来は決して暗くない捨てたもんじゃない、あんな大人になりたい♪と思うような背中を見せることが世の中を明るくする近道だと、ツアー・サブ・タイトルを『Higher↗︎↗︎Higher↗︎↗︎ 中年よ熱くなれ!Greatest Hits+』にしました」と説明した。

  「今年5月末よりはじまるデビュー25周年を挟んで来年5月まで、この全国ツアーを続け47都道府県を回りきり、世の中に大人が心底楽しめる場所をLIVEをつくること、もう一度『熱くなれ』と全身で伝えていくことが、私を応援し続けてきて下さった皆様への恩返しとも思っています」とし、「今日が初日ということで、病み上がりの身には不安や心配もありながら、全国のファンの方々に会える喜びと、病気のないクリアな体で臨めるLIVEが自分でも楽しみで、すでに盛り上がっています! ツアーメンバーも自らアーティストでもある精鋭揃い、サウンドもゴージャスなので、まずは私と一緒にHyperなサウンドに身を委ねて心と体の温度を一℃あげ、再び輝くためのスイッチを入れて頂くきっかけになれば本望です」。

  最後に、「さぁ! 日本中のお疲れチャンな大人たちよ、懐かしい曲のもとで少年少女に戻って思いきり『Higher↗︎↗︎Higher↗︎↗︎ 中年よ熱くなれ!』」と呼び掛けている。

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