大手芸能プロが大物アスリートのマネージメントに力を入れる背景とは?
編集部
「芸能プロとしては、これまでに扱っていなかったジャンルの人材を確保し、新たな分野を開拓することに繋がる。歌手を抱えている事務所なんかは、ただでさえCDの売り上げが下がっているので、そのぶん、アスリートの稼ぎで補塡することが可能というところでしょう。また、さまざまな分野の人材がいれば、1つの事務所の所属タレントだけでテレビの情報番組の出演者を揃えることもできるなどプラスになる面も多い」とは民放キー局のスポーツ番組担当者。
では、大手芸能プロが欲しがるのは、どんなアスリートなのか?
「まず、本業である競技である程度実績を残していることは必要不可欠。とはいえ、プロ野球のようなメジャースポーツだと多少ハードルは下がり、逆にマイナー競技だと世界的に活躍しているレベルが求められる傾向にあります。あとはルックスやトーク力、個性的なキャラクターなどの秀でた“武器”を持っていれば、それだけキャスティングの幅も広がるので重宝されるでしょう。大谷ほどの実績がとルックスがあれば、芸能プロからも“ドラフト1位”での指名は当たり前でしょう」(前出の民放キー局のスポーツ番組担当者)
大手芸能プロのバックアップもあり、アスリートたちのテレビ露出が今後はますます増えそうだ。