「タイムシフト視聴率」は諸刃の剣!? 「総合視聴率」導入で民放テレビ局が直面する難題

編集部
  そもそも、視聴率はCMのないNHK以外の民放各局が、CM枠をスポンサー各社に対して売り込む際の出稿料を換算するためのバロメーターとして利用されてきた背景がある。

「『タイムシフト視聴率』の導入は、民放各局にとって“諸刃の剣”とも言えます。というのも、タイムシフトの視聴者の中には録画した番組を見る際、早送りやCMカット機能を使用して、CMを飛ばしたり、見ないようにしている人も多いからです。CMのクライアントとなる企業側にとっては、その番組にCMを出稿するメリットを感じなくなるかもしれません。視聴率が高いに越したことはないでしょうが、『タイムシフト視聴率』に関しては、その扱い方が難しいのではないでしょうか」(前出の全国紙放送担当記者)

  今後テレビ業界に大きな影響力をもたらしそうな「タイムシフト視聴率」だが、民放各局がどのようにして、“諸刃の剣”を自局の有利な武器として活用していくのか要注目である。

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