氷川きよし、東京五輪に向けて「日本の音楽を海外に届けたい」

編集部
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  演歌歌手・氷川きよしが14日、東京国際フォーラムホールAで「氷川きよしスペシャルコンサート2016~きよしこの夜Vol.16~」の最終公演を行った。

  氷川は今年デビュー17年目を迎え、2月にシングル『みれん心』をリリースし、累計20万枚を超えるロングセールスを記録。
  また、コンサートでは1月から11月まで全国61ヵ所122公演の「氷川きよしコンサートツアー2016~日本全国 歌の渡り鳥!~」を行い、「第58回日本レコード大賞」で優秀作品賞に『みれん心』が選出され、おおみそか放送の「第67回NHK紅白歌合戦」にもデビュー以来17回連続の出場が決定している。

  そんな氷川にとって、同コンサートは2001年から毎年末に行っている恒例のスペシャルコンサート。
  今年も12月13日、14日の2日間で計4公演が行われて約2万人を動員した。

  氷川は、最新シングル『みれん心』や今月発売したアルバム『新・演歌名曲コレクション4-日本全国 歌の渡り鳥-』の収録曲など、全26曲を熱唱。
  同アルバムから『男の詩』を、未発表曲『男の絶唱』を初披露するなど、盛りだくさんの内容となった。

  日本地図と日の丸をあしらった青色の着物でステージに登場した氷川は、まずは同アルバムのタイトルチューンとなっている『きよしの日本全国 歌の渡り鳥』を披露。

  そして、「みなさま、こんにちは。今日はお足元の悪い中、お寒い中、平日のお忙しい中、貴重なお時間を頂きまして、氷川きよしの1年に1度のコンサート『きよしこの夜Vol.16 クリスマスがめぐるたび』へようこそお越し頂きました。本当にありがとうございます」と感謝した。

  続けて、「今年1年もたくさんのファンのみなさんに支えて頂いて、ここまで歌ってくることができました。その御礼と感謝の気持ちをこめた作品として『クリスマスがめぐるたび』を作り、今回のサブタイトルとさせて頂きました。今日もみなさんお一人おひとりのお心にお届けできるように感謝の思いをこめて、一曲一曲歌わせて頂きたいと思います」とあいさつした。

  2020年に開催される東京五輪に触れて、「4年後は50年ぶりに東京オリンピックがあります。50年前は、僕は生まれていませんでした。どのように盛り上がって開催されていたのか、知らない世代になります。僕も演歌歌手として歌でオリンピックを盛り上げられたらと思いますし、日本人として生まれてきましたので、日本の音楽を表現したい」と意気込みを語ると、五輪の色をあしらった着物に早換えし、三波春夫の『東京五輪音頭』、『東京音頭』を熱唱した。

  その後、白の燕尾服に着替え、三日月に乗って再登場すると、同アルバムから今回のスペシャルコンサートのサブタイトルにもなっている『クリスマスがめぐるたび』を歌唱し、クリスマスコーナー3曲を披露。

  さらに、黄色いTシャツとデニム姿で今年の「NHKみんなのうた」にもなっていた『おじいちゃんちへいこう』や、「氷川きよしwithコケッコ組」としてテレビ東京系「おはスタ」の新オープニング『きよしのチキチキOHAソング』を歌唱した。

  ステージ後半には、「デビューから17年歌の道を歩ませて頂きました。時代がどんどん変わっていく中で、みなさんに支えて頂いて、見守って頂いて、歌わせて頂いているという感謝の思いでいっぱいでございます。これからも老若男女のみなさんにお喜び頂けるようなさまざまな歌を表現して、自分の人生も歌に気持ちを乗せて歌っていきたいなと思っております。これからも歌手・氷川きよしをどうぞ引き続き、応援をよろしくお願い申し上げます」。

  「今日は歌のプレゼントがあります」とし、「まだ発表になっていない曲でアルバムにも入っていないんですが、今日は一足先にお届けしたいと思います。まさしく今の僕自身の想いと重なる作品にもなっておりますし、正統派な主人公の男らしい思いが伝わってくる作品でございます」と話すと、未発表曲『男の絶唱』も歌唱。

  最後に『きよしのズンドコ節』を歌い上げて、会場を盛り上げた。

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