必要とされる人材はマチマチ!? 芸能界の“三大オーディション”を勝ち抜くためには?

編集部
「東宝シンデレラオーディション」については映画宣伝会社のスタッフがこう明かす。

「関連の大手映画会社『東宝』さんとの連動企画なので、断然、映画女優志望が有利。昔の映画スターや銀幕のヒロインは家柄も良かったのですが、その名残なのか、それなりの品の良さも必要というイメージですね。前回は書類審査を廃止して応募者全員と面接。さらに、ファイナリストにはダンスや演技、歌唱などのレッスンが課された3日間の合宿審査もあるので、コミュニケーション能力や社交性も求められることになる。その一方で、最近はグランプリ以外の各賞も増え、ファイナリストになると“入選率”が高まっています」

  前回、グランプリに選ばれたのは大阪の高校に通う15歳の福本莉子さんで、今後女優としての飛躍が期待される。

  芸能評論家の三杉武氏は語る。

「かつては芸能界への数少ない“扉”の一つだったオーディションですが、近年ではYouTubeやSHOWROOMなどのインターネットツールを通じて自分をアピールでき、それをキッカケに芸能界デビューを果たすケースも増えています。そのあたりもオーディションが減っている大きな理由でしょう」

  そのうえでこう続ける。

「大規模なオーディションに関しては、芸能事務所などの主催者サイドも開催にあたって莫大な経費もかけており、事務所の威信もあり、発掘した“金の卵”たちには育成やプロモーションなどの面で通常以上に精力を注ぎます。その背景には、オーディション合格者がブレークすれば直接的な実入りになるのと同時に、オーディション出身者が活躍することで、オーディションや芸能事務所のブランド力も上がり、場合によってはスクールビジネスなどにもプラスに働くという副産物も見込めるという側面がある。そういう意味で大規模オーディションは、芸能界入りおよびブレークの近道と言ってもいいでしょう」

  今後も“三大オーディション”からは目が離せなさそうだ。

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