NHKの朝ドラのヒロイン、その後もブレークし続ける条件とは?

編集部
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  女優・芳根京子がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」が今月3日に放送開始し、初回の平均視聴率は21.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と好調なスタートを切った。

  朝ドラの初回視聴率が20%の大台を超えたのは、2013年前期の「あまちゃん」以降、8作連続となる。

  芳根は、昨年に放送されたTBS系の連続ドラマ「表参道高校合唱部!」で主演を務めたものの、まだまだその知名度は一般的には浸透しておらず、今回のドラマで大ブレークを果たしたと言っていいだろう。

  NHKの朝ドラヒロインといえば、竹内結子や石原さとみ、宮﨑あおい、貫地谷しほり、榮倉奈々、倉科カナ、多部未華子、井上真央、堀北真希、尾野真千子、杏、吉高由里子、土屋大鳳など、そうそうたる顔触れが務めてきたが、ヒロインの座を勝ち取ったからといって、ドラマ出演後のブレークも約束されるかというと、そうでもないという。

「毎日わずか15分とはいえ、NHKで“CM”を放送して自分の名前をアピールしているようなもの。約半年間を撮影に拘束され、ギャラは民放に比べて安いが、売り込みのためにはどこの芸能プロダクションも所属タレントをねじ込みたい仕事です。そうした中、“朝ドラ後”のブレークのカギとなるのは、朝ドラ放送中からその直後にかけての段階で、どんな仕事を入れたのかにかかっているのではないでしょうか」(ドラマ制作会社のプロデューサー)

  2011年前期の「おひさま」のヒロインを担当した井上は、ドラマがスタートした同年4月公開の「八日目の蝉」に主演して映画賞を総なめにした。
  井上といえば、それより以前にもドラマや映画で人気を集めた「花より男子」シリーズで主演を務めるなど、女優としてのキャリアはそれなりにあったが、「朝ドラと『八日目の蝉』の主演で、女優としてさらに格を上げたのは間違いないでしょう。その後、15年にはNHKの大河ドラマ『花燃ゆ』のヒロインへと繋がっていきます」(同ドラマ制作会社のプロデューサー)

  同年後期に放送された「カーネーション」の尾野は、2012年6月から放送されたWOWOWの社会派ドラマ「マグマ」で主演を務めて、その演技力が評価されて女優としてステップアップした。

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