【連載32】狙った瞬間は逃さない! テレビカメラマンにとって収録現場は戦場なのである!!

編集部
 
  カメラマンはあらかじめリハーサルで、どのカメラがどこから、どのように誰を撮るのかを決めているので、変更があった場合は、かならず伝えておかなければならない。
  さもないと、演出上絶対に必要とする映像を撮り逃してしまうからだ。
 
  当然ながらプロなので、急な変更にも可能な限り対応はするが、まさかのこともあるし、それよりもフロアDの仕事に対する姿勢に、Hは怒り心頭なのだ。

  Hにとって収録現場はいわば戦場であり、狙った瞬間は絶対に外せないし、外さない。
  “ゴルゴ13”ばりのスナイパーと言ってもいいかもしれない。
  そして、彼にかかればミスしたスタッフは“命”が縮む思いをすることになる。
  まあ、顔はどちらかというと、ゴルゴ松本似なのだが…。

  今回初めて番組に出演した10代の女性タレントは、Hの怒声があまりに怖かったのか、最後までほとんど口を開くことがなかった。
  収録後、惨状を目の当たりにし、傷心状態の彼女のもとへ“衛生兵役”よろしくプロデューサーが応急処置のために近づいていった。
  そう、本家と同じく、“ゴルゴH”は仕事であれば女も容赦なく仕留めるのだ。  

    本日の日直:現役放送作家(業界歴13年)

・「チーム・スパイス」とは… メディアで活躍している、ディレクター、放送作家、アシスタントプロデューサー、スタイリスト、ヘアメイクなど数名で構成されている、謎の酒好きテレビ業界人集団。西麻布、三軒茶屋界隈などで、夜な夜な業界話に花を咲かせている。

【連載32】狙った瞬間は逃さない! テレビカメラマンにとって収録現場は戦場なのである!!のページです。エンタMEGAは、エンタメカルチャー連載コラムの最新ニュースをいち早くお届けします。芸能ニュースの真相に迫るならエンタMEGAへ!