2年連続の「紅白」大トリ 業界内でも再評価される松田聖子の商品価値

編集部
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 一昨年、昨年と2年連続で「NHK紅白歌合戦」の大トリを務めた松田聖子。 昨年はデビュー35周年のアニバーサリーイヤーということもあり、早くから2年連続での「紅白」出場は内定していたようだが、「同じくデビュー35周年を迎えて、ジャニーズ事務所がゴリ押しして『白組』のトリを務めた近藤真彦さんを抑えての大トリですからね。いかに聖子さんの評価が高いかということです」とはレコード会社スタッフ。

 その昨年は、音楽業界の最大の賞レースとされる「日本レコード大賞」でも、「最優秀歌唱賞」を受賞したが、「聖子さんはこれまで“賞レース”にはあまり積極的に参加してこなかったのですが、35周年ということで興味を示したそうです」(同レコード会社スタッフ)とのこと。

 結果的には、年末の2大音楽番組で存在感を放ち、自らデビュー35周年に花を添えた格好だ。 聖子といえば、80年を代表するトップアイドルだが、最近はこれといったヒット曲もなく、ここ数年で話題になったことといえば、娘の神田沙也加の活躍や結婚、離婚といったプライベート絡みという印象も強い。 だが、音楽業界内では少し前から聖子に対する評価が急上昇していたという。 音楽業界関係者はこう語る。

「CDが売れず音楽不況が叫ばれる昨今だけど、CDの売上以上に酷いのがコンサートやディナーショーなどのいわゆる営業案件。それなりに知名度があるアーティストでも、動員にはかなり苦戦しているんだけど、“別格”なのが聖子なんだ。コンサートはもちろん、ディナーショーの売れ行きも好調で、都心部のみならず地方にも強い。地方のホテルで開催されるディナーショーなんかでも、1人5万円近いバブル時代並みの強気な金額設定でも、チケットは飛ぶように売れるからね」

 その人気の背景には、聖子自身が長年続けて来た努力もあるようで、

「知名度やヒット曲を数多く持っているという点はもちろん、とにかく来た人を楽しませようというサービス精神が豊富で、ディナーショーなんかでも常に全力投球。あの歳になっても、フリフリの衣装を来てキュートなダンスパフォーマンスまで披露しているくらいだから。そうした甲斐もあって、聖子のコンサートやディナーショーは『もう1度観に行きたい!』というリピーターも多いみたいだよ」(同音楽業界関係者)

 不況が続く音楽業界にあって数少ない勝ち組の聖子が、2年連続で「紅白」の大トリを張るの納得か。

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