正しい謝罪会見とは? 長男逮捕の高畑淳子に見る謝罪会見の意図と本質

編集部
高畑淳子

  群馬・前橋市内のホテルでの女性従業員に対する強姦致傷容疑で逮捕された、俳優の高畑裕太容疑者の母親で女優の高畑淳子が26日、都内のホテルで謝罪会見に臨んだ。

  高畑は「どんなに言葉を重ねても、お詫びの言葉が見つかりません」と涙ながらに謝罪。
  午前9時から行われた会見は、民放各局の情報番組で生中継され、何度も涙する高畑の映像が全国のお茶の間に流れたが、会見に出席した記者はこう明かす。

「もちろん、本当に反省していることが前提ですが、それを加味してもさすがは演技派女優と唸りたくなるほど、かなり世間の目を意識した謝罪会見だった。衣装やメイクも地味めで、何度も深々と頭を下げた。間の取り方も絶妙で、自身も憔悴し切って足元がフラフラにもかかわらず、1時間以上マイクの前に立ちっぱなしで、着席した報道陣の質問に真摯(しんし)に応じていましたしね」

  実際、ここにきて息子の性癖を問う過激な質問まで浴びた高畑に対して、同情的な意見もインターネット上では散見されている。
  年内は予定どおり主演の舞台公演に出演する高畑だが、なんとか女優生命最大の窮地を乗り切った印象だ。

  過去のケースをみても、身内の不祥事による芸能人の謝罪会見は、その内容によって世間に与える印象が大きく異なる。
  身内が犯した罪の重さが、必ずしも世間のバッシングの激しさと比例するものではない。

  近年において“世論”を敵に回した顕著な例が、13年9月、当時、日本テレビに勤務していた次男が窃盗未遂の疑いで逮捕されたみのもんたのケースだろう。

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