【連載8】テレビ局はリアクション芸人を殺す気か!?　規制の波であの“リアクション芸”がテレビ業界から消滅の危機!

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  しかし、目の前にある番組ADが用意したゴムひもは、骨盤を矯正するときに使うような、かなり強力なモノ。
  こんなモノが顔面に直撃したら、それこそ「ゆーとぴあ」のお決まりのセリフではないが、タレント生命が「これでー、おしまい!」になってしまう。

  ADは、お笑い芸人Aから詳しい説明を受け、由緒正しき「ゴムパッチン」のゴムひもを買いにスタジオを飛び出していった

  規制が厳しくなった昨今のテレビ業界では、現在この「ゴムパッチン」を禁止している局まである。

  イジメを想起させるような、リアクション芸は御法度という流れができているのだ。
  時代の流れと言われればそれまでなのかもしれないが、笑いのために体を張ってきた芸人たちにとっては何とも気の毒な話である。

  食い扶持を荒らされたリアクション芸人たちは、テレビ局に対して「殺す気かー」と内心では叫んでいるかもしれない。

        本日の日直：現役放送作家(13年目)

・「チーム・スパイス」とは… メディアで活躍している、ディレクター、放送作家、アシスタントプロデューサー、スタイリスト、ヘアメイクなど数名で構成されている、謎の酒好きテレビ業界人集団。西麻布、三軒茶屋界隈などで、夜な夜な業界話に花を咲かせている。