【特別インタビュー企画第1弾】たかみな、指原、宮脇が語るAKB48グループの過去、現在、未来! 卒業直前の高橋みなみを独占インタビュー!! たかなみが語る「AKB48」の最大の魅力とは!?

編集部
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「自分たちでは分からないです。正直、10年前も同じことをしていましたし、でも最初の4年間で売れていたかというと、売れていなかったですし。う~ん、難しいですね。そこだけは分からない。秋元(康)さんしか、分からないんじゃないですかね」

  そのうえで、高橋はこう続けた。

「ただ、個性豊かというか、ただただ可愛いだけのコじゃないというか、そういう“曲者”が多いというのが『AKB48』らしさなのかなとは思います」

  高橋といえば、総選挙の開票イベントのスピーチでの「『努力は必ず報われる』と、私、高橋みなみは、これからも人生をもって証明します」という名言が広く知られている。
  だが、彼女は昨年の総選挙のスピーチで後輩たちにこうも語っている。

「多分みんな、色んな活動をしていて、『悔しいなぁ』とか『100頑張っても1ぐらいしか評価されないな』って、たくさん矛盾を感じていると思います。でもね、人生というのはきっと『矛盾と闘うもの』なんだと思います」

「私は『努力は必ず報われると、私、高橋みなみは人生をもって証明します』と言ってきました。『努力は必ず報われるとは限らない』、そんなことは分かっています。でも、私は思います。頑張っている人が報われて欲しいと。みんな目標があると思うし、夢があると思うけど、その頑張りがいつ報われるとか、いつ評価されるとかは分からないんだよ。“分からない道”を歩き続けなきゃいけないの。キツイけど、『誰も見ていない』とか思わないで欲しいんです。絶対にね、ファンの人は見てくれている。これだけは、私のAKB人生で一番言い切れることです。だから、あきらめないでね」

  可愛いだけでは決してアイドルは務まらない。 それでは単なる可愛いだけのコで終わってしまう。 絶え間ぬ努力を続けて、己の個性を磨き、日々成長し続ける、常にファンの期待の上をいく良い意味での“曲者(くせもの)”でなければ、アイドル戦国時代を生き抜いてはいけない。
  卒業前に漏らした高橋のこの一言を後輩たちがどう受け止めるのか、そこにAKB48グループの、日本のアイドル文化の未来が見える気がする。

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  中森明菜に憧れて歌手を目指した一人の少女は、自らの青春を懸けて、愛してやまない丘を離れ、一人の歌手として新たな船出の時を迎える。

「歌をやりたい気持ちがあるので、もちろんそれは機軸としてやっていかなくてはいけないなというところの一つですけど、あとはファンのみなさんがどういうところを求めてくださるのかということに応えていきたいなと」 そして最後に、高橋は「後輩たちに良い背中を見せられるように頑張りたいと思います」と静かにそれでいて真っ直ぐな瞳で語った。                  

                                                                  (インタビュー・文=三杉武 写真=尾藤能暢)

・高橋みなみ 1991年4月8日生まれ、東京都出身。AB型。
  05年10月に開催された「AKB48 オープニングメンバーオーディション」に合格し、同年12月のAKB48劇場グランドオープンでデビュー。08年10月に小嶋陽菜、峯岸みなみと派生ユニット「ノースリーブス」を結成する。10年7月に「AKB48」の「チームA」のキャプテンに就任。12年8月にAKB48グループの総監督に就任する。13年4月にファーストシングル『Jane Doe』でソロ歌手デビュー。16年3月に卒業コンサート、同年4月8日の卒業公演をもって「AKB48」を卒業予定。

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