40冊買ったら三上悠亜とデートできる!? 「週刊大衆」の“AKB商法”がエグい

編集部

 出版不況と呼ばれる中、各週刊誌の部数も右肩下がりが続いている。それは“文春砲”を連発している『週刊文春』ですら同じなのだから、各誌の編集長たちも八方ふさがりといった心境だろう。

 そんな状況を打破するべく、新たな手を打ったのが実話誌の『週刊大衆』だ。8月6日に発売された夏の合併号には同業の編集者たちも驚いたようだ。週刊誌編集者が言う。

「元国民的アイドルからセクシー女優に転身した三上悠亜のグラビアが5ページ掲載されているのですが、ページの最後にある『超豪華プレゼント30名様に大放出』の募集要項がエゲツないんですよ。左下に応募券があるのですが、次号の分と合わせて2号分が必要。しかも、サイン入りチェキ(各号1枚)、サイン入りDVD(各号3枚)、私物(各号5枚ずつ)、グラビア撮影見学(各号10枚)、食事カラオケデート(各号20枚)となっているんです。つまり、“カラオケデートしたければ40冊買え”というわけです。ましてや、全部のプレゼントに応募しようとしたら、一人で78冊も買わなければならない。これはちょっとやりすぎという気がしますね」

 まさに、握手券で釣って一人に複数枚CDを買わせる“AKB商法”の週刊誌版といったところか。

「読者に過度な負担を強いるだけでなく、応募券を切り取った後は読まずに捨てるだけ。しかも、せっせとコンビニ巡りをして買い集めて応募したとしても当選するとは限りません。また、雑誌にはほかの特集や連載も載っているのですから、その人たちの記事が読者の目に触れる機会がなくなります。それで多少売れたとしても全体の実売率を大きく押し上げるほどにはいかないでしょうから、やりすぎると様々なところで軋轢を生むかもしれませんね」(前出・週刊誌編集者)

 同じ号には、小向美奈子との混浴温泉ツアーに行ける応募券も。こちらも次号を買わないと行けない仕組みだ。

 はたして『大衆』はこのやり方で出版不況を乗り越えることができるだろうか。

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