ガリットチュウ・福島善成、ものまねでブレイク……同期は苦労人ばかり?

編集部

 ガリットチュウの福島善成によるマニアックものまねが評判を読んでいる。船越英一郎や、ダレノガレ明美など、本人との共演を果たしたネタも多い。

 福島は、よしもとクリエイティブ・エージェンシーの芸人養成所であるNSC東京校の2期生。1997年デビューであり、芸歴20年越えの悲願のブレイクといえる。福島の同期芸人は「泥の97年デビュー組」を呼ばれ『アメトーーク!』(テレビ朝日系)でも特集が組まれるほどだ。

「『泥』の意味は同期で目立った売れ方をしている芸人がいなかったためですね。何しろ1期には品川庄司や、東京ダイナマイトのハチミツ二郎がいます。3期にはトータルテンボスや、髭男爵の山田ルイ53世、AMEMIYAが連なり、“華の4期”と呼ばれる2つ下の世代にはロバート、森三中、椿鬼奴、POISON GIRL BAND、インパルスなどがいます」(放送作家)

 一方で「泥の97年デビュー組」にはガリットチュウのほか、あべこうじ、Bコース、ハローバイバイ、井上マー、佐久間一行、カリカ、ニブンノゴ!などが並ぶ。

「このうち売れたといえるのは、都市伝説ネタでブレイクしたハローバイバイの関暁夫くらいのものでした。しかし、のちにあべこうじと佐久間一行は『R-1ぐらんぷり』(フジテレビ系)で優勝していますね。一方で、Bコースやカリカは解散しています。芸人間では実力を評価されながらも、なかなか日の目を見ない芸人が多くいますね」(同)

 福島も「自宅での手塚治虫先生」「藤原ノリカのキャンギャルポーズ」「2時間ドラマの事件解決後の木の実ナナ」といったマニアックなネタで『とんねるずのみなさんのおかげでした』(同)の「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」に出場するなど、知る人ぞ知る存在であり、クオリティには定評があった。

 現在のものまねももともとはインスタグラムで毎日更新していたことから火がついた。ブレイクは時間の問題であったともいえるだろう。
(文=相川ナロウ)

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