7月期のドラマは、久しく見なかったほど視聴率2ケタ超えがゾロゾロ。
フジテレビ系は上戸彩から沢村一樹に主演がバトンタッチした『絶対零度』が予想外の大検討。山崎賢人主演の『グッド・ドクター』も第1話から第4話まですべて2ケタ超えを達成している。TBS系は綾瀬はるか主演の『義母と娘のブルース』、テレビ朝日系は綾野剛主演の『ハゲタカ』、東山紀之主演の『刑事7人』、上川隆也主演の『遺留捜査』がいずれも好調をキープしている。
「今期のドラマが好調なのは、なんといっても猛暑の影響が大きいでしょう。例年以上に殺人的とも言える酷暑が続き、外出するくらいなら、エアコンをガンガン効かせた部屋でドラマでも観ようと在宅率が跳ね上がっているようですから」(テレビ誌ライター)
そんな中、蚊帳の外に置かれているのが、吉岡里帆主演の『健康で文化的な最低限度の生活』(フジテレビ系)だ。
「8月7日放送の第4話の視聴率も5.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の自己ワーストタイを記録。初回の7.6%から5.5%、5・8%と上昇する気配はまったくない。『私のせいだわ…』とすっかり自信を失っている吉岡を気遣い、現場では共演者や監督が必死で励ましているといいます。しかし、考えようによっては、もし猛暑でなかったら打ち切り水準の4%台に突入していた可能性もある。そうしたらメンタルはもっとやられていたでしょうから、彼女も暑さに救われているとも言えます」(前出・テレビ誌ライター)
とはいえ、これから暑さが落ち着いたらさらなる視聴率急落もありえるだけに、吉岡本人は「暑さよ、続け」と願っていることだろう。