パ・リーグ楽天のアマダー内野手が9日、ドーピング検査で陽性反応が出たことがわかった。6カ月の出場停止になるという。
メキシコ、アメリカでプロとしてのキャリアを築いたアマダー内野手は、16年から楽天加入。長距離砲としてクリーンナップの一角を担う存在である。
アマダー選手は1年目打率.258本塁打9、2年目打率.237本塁打23。外国人助っ人の成績としては、物足りないという印象が強い。今年はといえば、9日時点で打率.269本塁打20と、やはり特筆すべき成績ではないのだが……。
今年の成績をつぶさに見ると、大きな「変化」が見られる。
「月別打率成績でみると4月.187、5月.176ととても好成績とはいえませんが、そこからが違います。6月.364、7月も.304とここへきて上昇一途。日本でのトータル成績を考えても一気に弾けています。
この異様な上昇で何かしら『疑われた』可能性を指摘する意見もありますよ。新たな情報が随時公開されていくでしょうね」(記者)
3日には登録抹消となっていたアマダー内野手。その際にドーピング検査を受けたと見られるが……。
ドーピング検査が「故意」なのか、それとも「偶発」的なものだったのかが非常に重要なところだろう。スポーツ選手のドーピングは国際的な問題。厳しい究明が急がれる。