北川昌弘の「美女&美少女的ドラマ独偏批評」その14

ドラマの“質”は脚本家で決まるのか、あるいは演出家、プロデューサーで決まるのか? 確かにそれもあるだろう。だが、作品に彩りを添えるのは女性キャストだ! 稀代の美女&美少女ウォッチャー・北川昌弘が送る、女性キャストから見るドラマ評――。

「相手にされたらいやなこと、どうして自分ができます。愛しているのに」

 この当たり前過ぎる風間直人(峯田和伸)の浮気を否定する言葉で、もう一度、恋愛を信じる決意をするもも(石原さとみ)。そして物語の根底を覆すような衝撃的事実も飛び出す。直人はついに月島ももとの初体験へ……。

 キーワードは「女子か」、ということで、第4話。

 前回(第3話)の植物園デートでのキス。それで、動揺している直人。ももは元婚約者(三浦貴大)に会うも、ハニートラップの真相は伝えず、好きな人がデキそうなことを伝える。

もも「私の自転車、直してくれた。私の事も治してくれる気がする」
もも「そういうの、恋って呼んでいいのかな」

 実は、幸平(袴田吉彦)佳代子(笛木優子)が元夫婦だと判明。2年前に離婚していた。今村芽衣(田畑志真)はふたりの娘だった(幸平はタクシーの運転手の設定のようだが、仕事をしているのを見たことない)。

 キスしたことも、ももからみんなにバラされる。ますます動揺する直人。

幸平「中学生女子か」

 なな(芳根京子)は家元(小日向文世)に「次の家元なるチャンスをください」と言って、「いいだろう。姉妹が切磋琢磨して、月島流を高める。喜ばしいことだ」と認められる。

「家元と結婚する。それが俺の運命だ」と言い切る宇都宮(千葉雄大)のためだが、家元はお見通しのようだ。それを素直に喜ぶ、ななの母親(戸田菜穂)。

 一方のももは、直人の家へいってスイカ食い。図書館でモネの画集と『恋愛48手』を借りたことが話題に。でも、ももはマネとモネの区別もつかない。そして機嫌が悪い?

直人「ももさんは勝手にしゃべってくれるので、楽だな」

そして、コスプレ娘・原田秋保(高橋ひかる)による解説。

秋保「性的に見られたいわけじゃない。その瞬間、がっかりしちゃう」
直人「それっ、秋保だけ?」
秋保「それは女の種類にもよるでしょう」
直人「一度目のキスはまぐれ、またはネタね」
秋保「私は競争率高いのは不安になる」

 宇都宮(千葉雄大)とななの母親(戸田菜穂)がプール(ホテル?)で逢瀬(千葉雄大クンの水着姿サービス)? ななを本気にさせてくれたお礼にきた格好。

 ももの家で、ななが「月島を継ぐチャンスをもらうことになった」と伝える。そして、ももの結婚とその破談に関する本音をぶつける。まるで橋田壽賀子の脚本のように、説明しすぎなくらい。

なな「みんな大嫌い、ねえちゃんも、おかあさんも、あの人も」
もも「あの人?」

 あの人は普通に考えて宇都宮のことか。

 宇都宮(千葉雄大)を思い出しながら、戸田菜穂の入浴シーンサービス。そこへ家元が現れ……。

「お前は美しい。白い肌はなにかの抜け殻のようだ。空っぽの」

 さて、キャバクラの店長は、ももを特集している雑誌を見る。

店長「本物の鶴だ」
直人「相手にされたらいやなこと、どうして自分ができます。愛しているのに」

 一度目のキスはまぐれ、ポッキーゲームで2度目にチャレンジする流れに。いたたまれず、直人は家に帰ってしまう。

 元婚約者(三浦貴大)は妻・真由美(西原亜希)に確認してしまう。

真由美「本部から言われて」

 ももは直人の家にきて

「2度目のキスはなんだろうね」

 しっかりキスして帰る。

 直人が図書館に本を返却。『モネ』『かたつむりの世界』『透明人間』。なぜかそこに運転手(升毅)サン。

「モネの睡蓮の連作が大好きな人がいまして」(ももの母親のこと?)

 鏡の間で生花の修行をするも苦悩するなな。家元と対峙するもも。

もも「あの子(なな)には無理よ」
もも「こっち側に来るのは無理だと言っているの」
家元「こころがな、素直すぎるか」
家元「“清さと濁り”“愛と憎しみ”そうして“たゆたう光と影”」
もも「月島の真髄」
家元「お前を憎めと言ったよ」
もも「わたしは争うつもりはない、誰とも。特に妹とは」
もも「みんなを不幸にする」
家元「くだらん。不幸になるやつは…そういう魂なのだ…空っぽなのだ」
もも「ママが生きていたら、娘が望まない苦しみを私に強いるハズがない」(戸田菜穂へのあてつけ?)
家元「母親の話はするな」
もも「ななを家元に、心がきれいなままのななを家元に」
家元「ありえん、ままごとのようなことを言うな」
もも「選択肢はない。私は華道をやめます」
家元「また、戯言を」
家元「色恋で、周囲が見えなくなるような愚か者を今は軽蔑しているハズだ」
もも「もう一度、信じてみることにする」

 佳代子(笛木優子)の店に置かれた雑誌をみる直人。高嶺の花に挑む、日本一周自転車の旅の引きこもりのメガネ少年(舘秀々輝)。

直人「高嶺の花」

 ななが宇都宮(千葉雄大)のもとへ。

なな「家元が」
宇都宮「おねえさんを憎めと」
なな「口に出して、言葉にして、おねえちゃんを斬りつけろと」
宇都宮「そうか」
なな「そんなふうにしないと華道は極められないの?」
宇都宮「“たゆたう光と影”“清さと濁り”」
なな「もう一人の自分って何?“映っているのは偽物”ってどういう意味?」
宇都宮「逆の真なりなんだ」

 目隠しをされるなな。(宇都宮と家元は一心同体?)

 そして、直人は高嶺の花のももに、家に呼ばれて、月島ももとして迎い入れられる。さらに衝撃な事実が? なんとももは家元の娘ではなく、運転手の娘だった?

直人の母(十朱幸代)「女は二種類いる。奪う女と与える女」
もも「男は、最初の男になりたいと思い、女は最後の女になりたいと思う」
直人「そうなんですか」
もも「でも、私は欲張りだから、あなたの最初で最後の女になる。もしも裏切ったら、ちょん切るから(阿部定かよ)、な~んて」
直人「あの、部屋、暗くしてもいいですか」
もも「女子か」

 押し倒すもも……次回へ。

 コロッケを揚げているクールビューテー(奥田恵梨華)は登場なしで残念です。そして次号予告。ネットのPR動画では、美しきベッドシーンから。結ばれた二人は、結婚へと突き進む? 家元は現在の妻とトラブル? 元婚約者は家元を襲う?

 いきなり博多華丸登場☆

 元婚約者は妻とは離婚するとももに迫る? そして病院のベッドに横たわる家元…
ももの母親との約束とは?(ももが家元の娘でないのに、家元にすると約束したのだろうか?)

北川昌弘(きたがわ・まさひろ)
1957年、北海道生まれ。成蹊大学卒業。美女&美少女ウォッチャー。執筆活動やメディアへ出演する一方、各地の芸能イベントでの取材活動を行い、アイドルランキング『T.P.ランキング』の資料収集に従事。1991年〜1992年オーディション番組『ゴールド・ラッシュ!』(フジ)の審査員。1996年〜『ザテレビジョン』ドラマアカデミー賞審査員。

石原さとみと峯田和伸がついに結ばれる!? 個々の陰謀渦巻く『高嶺の花』第4話レビューのページです。エンタMEGAは、エンタメ連載コラムの最新ニュースをいち早くお届けします。芸能ニュースの真相に迫るならエンタMEGAへ!