ガレッジセールのゴリが本名の照屋年之名義で監督を務めた映画『洗骨』が、アメリカで行われた映画祭「第12回JAPAN CUTS」で観客賞を受賞した。

 同映画祭はニューヨークのマンハッタンにおいて2007年から開催されており、日本映画が上映される。長編ばかりではなくドキュメンタリー、短編、独立系、名作映画などが取り上げられ、すべて英語字幕付きで上映される。現地の日本映画ファンにとっては欠かせないイベントだ。

 ゴリの監督作は、沖縄の離島である粟国島に存在する死者の骨を海や酒で洗う風習をもとにしたものだ。普段のやんちゃなゴリのイメージからは想像できないシリアスな作風だが、彼はもともとは映画青年であった。

「ゴリは日本大学芸術学部の映画学科を中退しています。日芸の映画学科は、同学部ではもっとも難易度が高い学科です。もともと役者志望で上京したようですが、ガレッジセールのネタ作りを行っており、作家的なセンスもある人間だといえるでしょう。実際に、映画では脚本も担当していますし、映画青年、文学青年としての姿がうかがえますね」(放送作家)

 そんな繊細な部分をあわせ持つゴリだが、中学までは手のつけられない不良でもあった。

「ゴリはもともと沖縄に生まれますが小学校時代は大阪で過ごし、5年生で地元へ戻ります。さらに両親とも離れて暮らしていたため、なかなか周囲の環境に馴染めずにグレていったようですね。夜中にスーパーマーケットに侵入して商品を盗むといった悪行を繰り返していたそうです。しかし、熱心に指導をしてくれた教師や、悲しむ母親の涙などを見て、更生を決意したそうです」(同)

『洗骨』は、バラバラになった家族の再生がモチーフとなっている。これはゴリ自身の家族と、故郷沖縄への思いが込められたものでもあるだろう。今後は単なる話題性先行の「芸人監督映画」ばかりではない活躍も見せてくれそうだ。
(文=相川ナロウ)

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