『エヴァンゲリオン』を早く作れ! いや、休息も必要だ!? 庵野秀明監督の俳優活動にアニメファンが“複雑な想い”

編集部

 アニメファンにとっては捨て置けないニュースだったようだ。

 松たか子が岩井俊二監督の新作映画『Last Letter』に主演することが8月3日、明らかになった。松にとって98年の初主演映画『四月物語』以来、約20年ぶりの岩井作品への出演となる。共演には広瀬すず、福山雅治、神木隆之介らそうそうたる顔ぶれが並ぶが、その中に意外な名前があったという。

「『エヴァンゲリオン』『シン・ゴジラ』などで知られる映画監督の庵野秀明が、松の夫役で出演するのです。庵野氏は00年に自身が監督した『式日-SHIKI-JITSU-』で岩井監督を俳優として起用しており、そのお返しという意味もあって、今回立場を入れ替えての再タッグとなったようです」(映画ライター)

 しかし、これに眉をひそめたのがアニメファンだ。庵野監督といえば、人気アニメシリーズ映画の最新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が20年に公開されることが先日発表されたばかり。同シリーズは07年に公開された『エヴァンゲリヲン新劇場版:序』を皮切りに、09年に『破』、12年に『Q』が公開されて、同作が完結編となる。

 しかし、8年も焦らされることとなったファンは、俳優活動のニュースに納得がいかないようで、ネット上では「庵野監督、なぜそっち側?」「庵野はそんな暇あるの?」「余計なことしてないでエヴァ早く完成させてくれ」との声が連打されることとなった。

 しかし、アニメ関係者は『シン・ゴジラ』や今回の俳優活動は庵野監督にとって必要なインターバルだと言ってこう続ける。

「庵野監督は『ヱヴァ』の新作のたびに、凄まじい激務とプレッシャーに晒され、メンタルをやられてしまうようです。『Q』が公開された後もうつ病を患い、この時は自殺未遂にまで至っていたことを明かしています。それを知っているコアなファンからは、『庵野を急かさないであげてくれ〜』といった擁護の声も聞かれます。『エヴァ』を仕上げるうえで、俳優活動が彼にとってはいいリフレッシュの場になるのではないでしょうか」(アニメ関係者)

 なにはともあれ、伝説のアニメ作品がきちんと完結することを祈りたい。

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