テレビ朝日系のドラマ『ハゲタカ』(テレビ朝日系)3話の視聴率が、10.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことがわかった。
これで同ドラマは3週連続で2ケタ視聴率をキープ。凄腕外資系ファンドマネージャーが、腐った日本企業を買い叩く……過去にNHKでもドラマ化され、映画化もされたヒットコンテンツのテレ朝版というわけだ。
ここまでは、さすがに潤沢な制作費を投下できるNHKとは異なりやや「ちゃちい」印象はあるが、原作を踏襲した内容やスピード感ある展開に一定の視聴者はついてきている様子だ。
重厚さが際立っていたNHK版と比較すると「軽い」「浅い」なんて声も聞かれるが、回を追うごとに視聴者も慣れてきた印象で、そんな声も少なくなった。
ただ、視聴者の間でも話題になっているのだが、やはりあの「決めゼリフ」だけはどうにかならないものか。
「毎回、物語のクライマックスで主演の綾野剛さんが、敵に対してトドメの『決めゼリフ』を吐くのですが、どうもイマイチ“決まっていない”感じがするんですよね。最初固すぎな綾野さんの演技自体は次第によくなっているように思えるのですが……。
2話では、自社製品であるベッド製造への思いを失った経営者に対し『社宅のベッドは……フランス製だああ!』。3話では、重要情報をリークされ『どうなるかわかってんのか!』と激怒した銀行役員に対し『死ぬこと以外かすり傷だああ!』『ハ~ゲ~タ~カ~冥利につきますよ!!』。劇画チックというかリアリティなさすぎというか、ちょっとかっこ悪いといいますか……」(ドラマ記者)
ドラマ開始当初からある「ぎこちなさ」がマックスになる綾野剛の決めゼリフ。回を重ねて改善するか否かにも注目ではある。