“ポスト宮崎駿”から脱落!?『未来のミライ』酷評続出の細田守監督と“日テレVSフジ”代理戦争

編集部

 日本テレビVSフジテレビの代理戦争は後者の大勝利で終わりそうだ。

 7月27日公開の山下智久主演の『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~』は、興行収入80億円超えの『名探偵コナン ゼロの執行人』を上回るスタートとなり、フジテレビの宮沢正喜社長も「興収100億円を狙える」と鼻息も荒い。

 一方、7月20日公開の細田守監督のアニメ作品『未来のミライ』の興収は初登場2位発進だが、15年に公開された前作『バケモノの子』からは40%減。映画サイトのレビューでは「何も心に残らない」などと酷評コメントも多く、昨年同時期公開の米林宏昌監督のアニメ作品『メアリと魔女の花』の最終興収32.9億円を超えるかどうかという出足となっている。

「宮崎駿監督が一線を退いてから、一般の観客がアニメに求めていたのは子供から大人まで楽しめる超大作だった。今作では日本テレビの高橋望氏がゼネラルプロデューサーを務めていますが、彼はスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーの右腕として鳴らした人物。日テレとしても細田監督を押しも押されもせぬ“ポスト宮崎”に押し上げたかったはず。アニメ界では『エヴァンゲリオン』の庵野秀明監督や『君の名は。』の新海誠監督と共にスポットライトを浴びてきた細田監督ですが、同じく米林監督と共に“ポスト宮崎”では脇役に追いやられてしまった形です」(映画ライター)

 興収30億円超えなら普通なら及第点とも言えそうだが、期待値が大きかった反動でネガティブコメントも非常に多く、大きくわけると以下の点への批判が集中しているようだ。

「何を伝えたい作品なのかわからない」
「不思議な現象の説明が希薄」
「主人公が共感できない」「主人公の声が合っていない」
「『未来のミライ』というタイトルがストーリーに関係していない」
「未来の手のあざなどの伏線が投げっぱなし」
「深イイ台詞もない」
「福山雅治や役所広司の無駄使い」

 こうした批評を見るにつけ、フジテレビの高笑いはしばらく止まらなさそうだ。

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