ムーディ勝山、ゴリけん、月亭方正……“地方売れっ子芸人”たちの「成功の秘訣」

編集部

 白の衣装にオリジナルのムード歌謡を熱唱する芸で一世風靡したお笑い芸人・ムーディ勝山。近年では、宮城県内を中心に活動していることが先日も報じられていたが、そもそも活動拠点を地方に移した芸人はどうやって成功を手に入れるのか?

 現在、6本のレギュラーの仕事を持っているムーディは自身の「平均点をたたき出せる男」と分析。その良さを各番組に生かしていると明かした。

 お笑い関係者は「今、地方に拠点を変えた芸人として成功しているのは、やっぱり福岡在住のゴリけんでしょうね」と断言する。所属事務所の九州進出に伴い、熊本出身だった彼は2006年、福岡に拠点を移した。その後、波田陽区らが後に続いたことで話題を呼んだ。

「彼が拠点を移したときは、それこそレギュラー番組なんてなかったし、相当苦労した。今は福岡の複数のテレビ各局とも自らパイプ役となり、レギュラーを獲得。後輩たちもその恩恵を受けているが、当時はまだ吉本一色だったところから牙城を崩しつつ、友好関係を結べたのが成功の秘訣だったと言える」(同)

 その吉本芸人で大阪を拠点にしたのは山崎邦正。現在は落語家・月亭邦正と改名した。

「彼の場合はベテラン、若手しか残っていなかった関西にUターンしたことで自分の居場所を築いたのがよかった。中堅ポジションだと、ローカルの情報番組のコメンテーターの仕事もできますし、リポーターとしても活動できる。本職にしている落語をやりながら確実に収入を得られるポジションを見つけられた策略が上手くはまったのだと思いますね」(同)

 それぞれの芸を受け入れてくれるところか、ポジションの構築か、あるいはローカルメディアとのパイプを武器にするのか。地方で売れっ子になった芸人の成功の秘訣もまた、それぞれのようだ。

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